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光城精工の創立25周年記念ポタアン「FARAD」。ORBとコラボで約13万円

 光城精工は、同社の創立25周年を記念した限定生産のポータブルヘッドフォンアンプ「FARAD」(ファラド/KPS-01)を、10月24日より発売する。300台限定で価格は12万8,000円。

FARAD(KPS-01)

 クリーン電源のノウハウを持つ光城精工が、ORBブランドのヘッドフォンアンプとコラボレーションしたモデルで、光城精工では「最初で最後のコラボ」と謳っている。光城精工が手掛ける電源部と、ORBが厳選した部品で造るフルディスクリート構成のA級アンプ部を組み合わせた構成。外装ケースは肉厚のアルミ押し出し材を使用し、剛性を高めて不要振動を抑制している。

 アンプ部をディスクリート構成としたことで左右のチャンネルセパレーションが向上。入力バッファ回路をトランジスタで構成し、入力された音楽信号を忠実に再現。最終増幅段のトランジスタには十分なバイアス電流を供給してA級動作させ、「ポータブルの域を脱した余裕あるサウンドを実現する」という。

ステレオミニの入出力端子を各1系統備える

 ステレオミニの入出力端子を各1系統装備し、推奨負荷インピーダンスは16Ω~300Ω、出力は50mW×2(32Ω時)。周波数特性は20Hz~100kHz(+0dB、-1dB)で、全高調波歪率は0.04%以下、最大入力は2.6Vrms、アウトプットレベルが2Vrms+2Vrms(無負荷)。

 電源部は単4形電池×6本(DC9V)で、スイッチング方式の昇圧回路を用いずにアンプをダイレクトドライブすることで、据置型アンプに迫る高音質伝送になったという。連続動作時間は約8時間(単4形アルカリ電池/900mAh相当利用時)。

 外形寸法は77×117.5×33.5mm(幅×奥行き×高さ)、電池を含む重量は約306g。

(庄司亮一)