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BLUE EVER BLUE、バランスを重視した音質の新イヤフォン「Model 900/1200」。8,500円~
(2015/12/8 09:30)
シースピリッツは、米BLUE EVER BLUEブランドの新製品として、カナル型イヤフォンの「Model 900」と「Model 1200」を12月に発売する。価格は「Model 900」が8,500円(税込)、「Model 1200」が12,000円(税込)。カラーバリエーションは、900がブルー、シルバー、レッド。1200はブルーとシルバーの2色。
BLUE EVER BLUEの特徴は、特許技術の「HDSS(High Definition Sound Standard)」を採用している事。ETL(Embedded Transmission Line)モジュールと呼ばれる特殊な部材をハウジング内や振動板の背後に設置する事で、内圧を温度変化や再生中の音、残響、定常波の有無に依らずに一定に保ち、振動板の正確な動作を補助。自然な音と、広がり、心理的ストレスを緩和した音が得られるというもの。新製品にも投入されている。
900と1200は、発売中の878、1001の姉妹機として開発されたもの。「878 & 1001は、躍動感あふれる低音域とそれに埋もれることのないシャープな中高音域を併せ持ち、そのパワフルでダイナミックな再生能力に対して高い評価を得ている」とする一方で、「低音域がやや強すぎる、ヴォーカルがやや埋もれる」という指摘も一部のユーザーから寄せられていたという。
新製品では、より幅広いジャングルの楽曲や、多様なユーザーニーズに対応できるモデルとして開発。どちらのモデルにも、新開発の9.2mm径ダイナミックドライバを搭載し、HDSS技術の肝となるETLモジュールを900には1基、1200には2基搭載している。
音の傾向としてシースピリッツは、「周波数帯域間のバランスを高めたフラットな帯域特性により、多くのジャンルの楽曲に対して抜群の聴き易さとなっている。878と1001が躍動感にあふれた音質とすれば、900と1200は対照的に優しく洗練された音質」と表現している。なお、878、1001は併売される。
900と1200はデザインも一新。既存モデルは筒型のストレート形状だったが、新モデルではストレート形ながら特徴のある形状を採用。フィッティング性も向上したという。筐体周囲に着脱式のサポートリングも装備した。素材は900がアルミ、1200が軽量特殊合金を使っている。
最大入力は10mW。再生周波数帯域と感度は、900が22Hz~20kHzで97dB、1200が18Hz~20kHzで98dB。インピーダンスは16Ωで共通。ケーブルは1.2mで入力プラグはL型。