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IIJ、DSDライブ配信サービス「PrimeSeat」をスタート
DSD 5.6MHzでライブストリーミング
(2015/12/21 12:08)
インターネットイニシアティブ(IIJ)は、DSD 5.6MHzをはじめとするハイレゾ音源のライブ・ストリーミングサービス「PrimeSeat(プライムシート)」を、12月23日より提供開始する。
IIJは、これまでのベータ版としてPrimeSeatのサービスを展開。'15年4月には、東京・春・音楽祭およびベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(ベルリン・フィル)の協力を得て、各演奏会をDSD 5.6MHzフォーマットでライブ配信する公開実験に成功した。この経験で得た技術的知見をもとに、PrimeSeatサービスの商用化を決めた。DSDによるライブ・ストリーミングサービスの提供は、商用サービスとしては世界初となる。
IIJでは、PrimeSeatを、良質な音にこだわる個人とコンテンツ事業者の双方に向けた新たなビジネスとして展開する。PrimeSeatの展開とあわせて、コルグと提携し、配信プラットフォームの開発を共同で進めており、ユーザーのPCにインストールする視聴用のソフトウェア「PrimeSeat」は、KORGが開発し、提供する。
個人向けには、PrimeSeatの配信サイトにてオリジナル番組やコンサートなどさまざまなコンテンツを、ライブ・ストリーミング(生放送)、オンデマンド、インターネットラジオで提供する。クラシック専門チャンネル「OTTAVA」との共同制作による小編成サロンコンサート(1月予定)の配信や、H2Aロケットの打ち上げ音、オーケストラ演奏会などを提供予定。
また、自社レーベルの楽曲やコンサートをハイレゾ音源で配信したい事業者には、PrimeSeatのプラットフォームを活用することで、自社で設備を運用することなくコンテンツ配信可能とする。
番組の視聴には、PC(Windows/Mac)に専用ソフトウェア「PrimeSeat」をインストールする必要がある他、音源のフォーマットにより、対応DACなどが必要となる。動作確認を行なったDACについては、PrimeSeatホームページなどで案内する。