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SHANLING、Quad DAC搭載で約62370円のDAP「M3 Plus」

M3 Plus 左からグレー、ブラック、モカ

MUSINは、SHANLINGブランドよりQuad DACを搭載した「M3 Plus」を6月27日に発売する。カラーはブラック、グレー、モカの3色。価格はオープンで、市場想定価格は62,370円前後。

専用UPレザーケースも同日発売。カラーはグレーとパープルの2色。価格はオープンで市場想定価格は、4,840円前後。発売に先駆け、予約受付を開始した。

専用UPレザーケース パープル(左)、グレー(右)

Cirrus Logic CS43198を4基搭載したQuad DAC回路を採用。従来のM3モデルからオーディオ回路への大幅なアップデートとマルチDAC ICによる新たなアプローチを踏襲。マルチDACによる高い解像度とピュアサウンドチューニングによるハイクラスなサウンドを実現したという。

後段のAMP回路にはOPA1612を採用することで、出力サウンドのノイズや歪みを効果的に低減。ダイナミックレンジを最大限まで引き出し、定評のあるSGM8262のフルバランス回路によりさらにサウンドを高い水準まで引き上げ、コンパクトサイズながらも高い出力による駆動を実現した。

出力端子は3.5mmシングルエンドと4.4mmバランスを搭載。アップグレードされたDAC AMP回路により、最大800mW@32Ω出力で楽しめる。Low/Middle/Highの3段階のゲイン機能も備えている。

最大768kHz/32bitのPCMとDSD512ネイティブ再生に対応。USB DACモード時は最大384kHz/32bitのPCMとDSD256の再生に対応する。また、MQAファイルのx16展開にも対応している。

コンパクトな筐体に4.7型の大画面ディスプレイを採用し、従来モデルよりも筐体に対してのディスプレイ比率が向上。ボディはアルミニウム合金製。新たなウェーブデザインを採用し、「快適なハンドリングを叶えたユーザビリティに優れる設計」としている。

8Core、11nmプロセス、Andreno610 GPUを搭載したQualcomm665CPUを搭載。Android 13に最適化され、スムーズで高速な動作性能を実現。RAMは4GBで、マルチタスクと快適な動作性をサポート。64GBの内部ストレージと、最大2TBまでのmicroSDカードに対応し、ストレージの拡張も行なえる。

Bluetooth 5.0準拠で、送受信に対応。送信はSBC、AAC、aptX、aptX HD、LDACに対応し、受信はLDAC、SBCに対応する。Wi-Fiモジュールを搭載し、DLNA、AirPlayのネットワークストリーミングをサポートしている。

3,500mAhのバッテリーを備え、連続再生時間はシングルエンド Dual DACで14時間、シングルエンドQuad DACで11時間。18Wの急速充電にも対応している。

外形寸法は115×70.5×18mm。重量は205g。詳細のスペックは以下の通り。


    【3.5mmシングルエンド】
  • 出力レベル
    Low Gain:12.5mW@32Ω
    Medium Gain:50mW@32Ω
    High Gain:200mW@32Ω
  • 周波数特性:20Hz〜40kHz(0.2dB)
  • THD+N:0.0007%
  • チャンネルセパレーション:75dB@32Ω
  • ダイナミックレンジ:127dB
  • S/N比:127dB
  • ノイズフロア:1.1μV未満
  • 出力インピーダンス:1Ω未満

    【4.4mmバランス】
  • 出力レベル
    Low Gain:50mW@32Ω
    Medium Gain:200mW@32Ω
    High Gain:800mWQ@32Ω
  • 周波数特性:20Hz〜40kHz(-0.2dB)
  • THD+N:0.0007%
  • チャンネルセパレーション:110dB@32Ω
  • ダイナミックレンジ 130dB
  • S/N比:130dB
  • ノイズフロア:1.6μV未満
  • 出力インピーダンス:1.5Ω未満

    【ラインアウト】
  • 3.5mm:2.58Vrms
  • 4.4mm:5.16Vrms