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フォステクス、第4世代RPドライバ×密閉型。黒胡桃ハウジング「T60RPmk2CL」、モニタ「T50RPmk4CL」

黒胡桃無垢材ハウジングの密閉タイプ「T60RPmk2CL」

フォステクスは、全面駆動型平面振動板の第4世代RPドライバーを搭載したヘッドフォン2機種を7月4日に発売する。価格はオープン、市場想定価格は黒胡桃無垢材ハウジングの密閉タイプ「T60RPmk2CL」が64,350円前後、密閉型のモニターヘッドフォン「T50RPmk4CL」が34,650円前後。

密閉型のモニターヘッドフォン「T50RPmk4CL」

T60RPmk2CL

T60RPmk2CL

独自開発、自社製造した全面駆動型平面振動板の第4世代RPドライバーを搭載。黒胡桃無垢材ハウジングのT60RPmk2を新たに密閉型としてアレンジしたモデルとなる。

密閉型の特長を最大限引き出す音響調整を施し、リスニング用平面振動板ヘッドフォンとして開発。「密閉型ならではの濃密な聴き心地で、豊かでしっかりとした低音域の深みから濁りが無く伸びやかな高音域が楽しめる」という。

RPテクノロジーの全面駆動型平面振動板ドライバーは、第4世代で平面振動板の振動領域の拡大と均一化のため、振動板を挟み込むマグネットを増量しプリンテッドコイルのパターン形状を新設計。さらに磁気回路の構成部品も一新して磁束分布を最適化することで、振動板の不要共振を抑え鋭いレスポンスでの音の立上がりと立下がりを実現している。

第4世代になったRPテクノロジーの全面駆動型平面振動板ドライバー

感度の向上、モニタリングしやすい滑らかな周波数特性、優れた過渡特性も実現。「重低音域から高音域まで正確かつ繊細に再生可能とすることで、正確な定位感と音場の再現能力を従来よりさらに向上させた」という。

左右のハウジング両方にコネクタを装備し、新開発のYケーブルによる接続を採用。2極3.5mmのコネクタにより、リケーブルの対応性を向上させ、汎用性を高めている。ケーブルにはOFC導体を採用。

さらに、別売バランスケーブルとして4.4mmの「ET-RP4.4BL2Y」も用意している。

イヤーパッドイヤーパッドは装着感を追求した低反発のアラウンドイヤー型を採用。別売オプションとして、東レのUltrasuedeを使ったイヤーパッド「EX-EP-RP-SUEDE」も装着できる。

インピーダンスは28Ω、感度は98dB/mW。最大入力は3,000mW、再生周波数帯域は10Hz~40kHz。ケーブルを含まない重量は約360g。

T50RPmk4CL

T50RPmk4CL

4世代RPドライバーを搭載。既存のセミオープン型モニターヘッドフォン「T50RPmk4」を密閉型としてアレンジ。T50RPmk4のハウジングをベースに各通気部を入念に遮音するとともに、サウンドバランスを綿密にチューニング。「遮音性を確保したことでより濃密な原音に集中したモニタリングが可能。ハウジングの内部形状までT50RPmk4CLとT50RPmk4で同一であることで、密閉型とセミオープン型での音の違いを気にすることなくレコーディングからミックスまで作業や環境に応じて選べる」という。

左右どちらでもケーブルが接続できるよう、左右のハウジング両方にコネクタを装備。また、左右のハウジングを同じ形状とすることで、コネクタ部の有無による内部構造と容積の左右差で生じる音質差を低減。

コネクタは4極の3.5mmのコネクタを搭載することで、バランス接続にも対応。ケーブルにはOFC導体を採用。別売バランスケーブルは4.4mmの「ET-RP4.4BL」を用意する。

イヤーパッドは低反発のアラウンドイヤー型。別売オプションの東レ・Ultrasuede採用「EX-EP-RP-SUEDE」も装着できる。

インピーダンスは28Ω、感度は97dB/mW。最大入力は3,000mW、再生周波数帯域は10Hz~40kHz。ケーブルを含まない重量は約330g。