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ソニー、商品やサービスの裏話を紹介する「広報note」開始

ソニーは3日、noteにおいて、ソニーの商品やサービスに込めた開発者の想いや裏話などを掲載する「広報note」をオープン。3日は第一弾として、空間再現ディスプレイ(Spatial Reality Display:SRD)の「ELF-SR1」と、その医療分野での活用について紹介している。

ソニーが開発したSRDは、4K解像度の高精細な3DCG映像を裸眼で立体視できるディスプレイ。上部中央に高速ビジョンセンサーを備えており、視線認識技術により、見ている人の左右の目の位置を、水平や垂直と奥行方向も含めて検出。目の位置に連動した映像をリアルタイムに生成し、ディスプレイに貼り付けたマイクロオプティカルレンズを活用し、左右の目それぞれの視点映像を送って視差を発生させることで立体映像が見えるようにしている。クリエイターのコンテンツ制作やプロダクト・建築デザインの確認、美術館やイベント会場などで活用されている。

空間再現ディスプレイ「ELF-SR1」

広報noteでは、このSRDとコンテンツ開発用ツールを用いて、CTやMRIなどで撮影したデータを立体視できるようにした、サイアメントの代表取締役社長であり、医師でサイエンスCGクリエイターの瀬尾拡史さんの取り組みを紹介。実際の映像や、外資系医療機器メーカーの医療従事者向けのトレーニングセンターで、この立体視映像が活用されている様子などが見られる。