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GRADO、新開発50mm S2ドライバとBクッション搭載「Signature S750」
2025年12月9日 08:00
ナイコムは、米GRADOのオープン型ヘッドフォン「Signature S750」を12月12日に発売する。価格は264,000円。通常モデルに加え、4pin XLRバランスケーブル付属モデル、4.4mmバランスケーブル付属モデルも用意する。
新たに開発した50mm径の「S2ドライバー」と、新設計の「Bクッション」を採用した、Signature Lineの第3弾。上位モデルで培われた技術とクラフトマンシップを継承しながら、設計思想を一から見直すことで、音響性能・快適性・耐久性のすべてにおいて大幅な進化を遂げたという。
S2 50mmドライバーは、振動板から磁気回路まで完全に再設計された最新ユニット。カーボンファイバーと紙素材を組み合わせた複合振動板で、高い剛性と軽量性を両立。不要な共振を抑えながら応答性に優れた自然なサウンドを実現するという。
イヤーパッドには、新開発のBクッションを採用。装着感と音響バランスを根本から見直して開発したもので、ドライバーと耳の距離を短縮した構造により、中域の明瞭度と定位の正確性が向上。内部の通気スリットが空気の流れを最適化し、従来のGRADOらしい広い音場を保ちつつ、ディテールを損なわない自然な響きを実現したとする。
着脱式ケーブルシステムを採用した。付属のSignature Goldケーブルは、柔軟性と耐久性を両立した新設計で、取り回しの良さも向上。ヘッドフォン側は4pinミニXLR端子を採用しており、確実なロック機構と将来のケーブルアップグレードにも対応できる拡張性を備えている。
6.3mm接続に加え、4pin XLRバランス、及び4.4mmバランス接続も選択できる。ハウジングはアルミニウムを精密に削り出して成形。高い剛性と耐久性を獲得した。
本体重量は460gで、上位モデルHP100SEと比較して10%以上の軽量化を実現した。ヘッドバンドは従来のSignature Seriesの設計を踏襲しながら、内部パッド量を従来比で50%増量し、装着時の負担を大幅に軽減。ジンバルにはアルミ合金、スライドロッドにはステンレス、接合部には強化アルミブロックを採用。柔軟な調整と長期使用を想定した耐久性を両立している。
周波数特性は6Hz~46kHz、感度は115dB。インピーダンスは38Ω。




