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キヤノン、1台でリモートカメラの初期設定から制御までできるコントローラー「RC-IP300」

RC-IP300

キヤノンは、業務用のリモートカメラコントローラー「RC-IP300」を6月下旬に発売する。価格はオープンで、直販価格は32万円(税別)。

複数台のPTZカメラを一括操作できるカメラコントローラー。上位機種「RC-IP1000」と同様に、同じネットワーク内に存在するカメラにアクセスして、PCレスで各カメラのネットワーク設定と制御が行なえる機能や、本体に搭載した3.5型タッチパネルでは、LANケーブルで接続したカメラの映像をリアルタイムにチェックできる機能を備えている。

LANは1000BASE-T/PoE。映像入出力はIP IN。シリアル入力はRJ45×1系統。そのほか、USB×1系統、タリー用にD-Sub 9Pinも1系統備える。

コントローラーには最大200台のPTZカメラが接続可能だが、放送局や配信の現場ではカメラ3〜4台にコントローラー1台を使用し、複数のコントローラーを使用している事例が多いという。

従来の「RC-IP100」は機能面で不足している部分が多く、一方上位機種の「RC-IP1000」は機能面が必要十分な一方で、筐体の大きさとコスト面で導入しにくいという声があったという。

RC-IP300は、そのような現場で求められている機能をどれだけ快適に操作できるかに注力。現場のスペースで、2〜4台のカメラを快適に操作できるよう、機能とコスト、サイズのバランスを調整して開発。

左からRC-IP100、RC-IP300、RC-IP1000

カメラ映像表示は、1台の映像を表示するほかに、2×2画面、3×3画面の複数画面表示にも対応。複数のカメラを選択して一括で制御することもできる。

物理ボタンにはプリセットを割り振れるほか、登録しているカメラのプリセットをサムネイル表示して確認する機能も搭載。複数台のカメラに任意のプリセットを同時に呼び出すマルチプリセット機能も備えている。Stream Deckへ外部ボタンを割り振ることもできる。

同一ネットワーク上のカメラを一括検索できる機能を搭載し、従来はPCで行なう必要があった、カメラの初期設定と、コントローラーへの登録が、RC-IP300だけで行なえる。

最大9台のカメラに対して、同時に同じ設定を適用することも可能。設定をUSBメモリへバックアップして、任意設定の呼び出しも行なえるため、複数台のコントローラーが必要な場面でもスムーズに設定できる。

この機能も、現場の声を元に搭載されたもので、放送局やプロダクションのほか、機材レンタル店でも、返却された機器を一括で初期設定に戻す際に、コントローラーで行なうのが手軽になのだという。

外形寸法は約255×180×94mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約1.4kg。電源はDCジャックで、ACアダプタが付属する。