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FIIO、スピーカーも駆動できる「AIR AMP」から小型ラックまで、デスクトップオーディオに注力
2026年4月25日 17:30
FIIO AIR AMP
デスクトップオーディオで注目なのは、FIIOの「AIR AMP」というモデル。コンパクトかつ薄型の筐体ながら、DAC、スピーカーを駆動できるプリメインアンプ、ストリーマー機能を統合したオールインワン・デスクトップシステムとなっている。発売時期は未定、予価は300ドル。
TI製の「TPA3255」Class-Dアンプを搭載し、最大200W@4Ω(48V/10A)出力でスピーカーを強力に駆動できる。
DAC部分は、「ES9020Q」を搭載。インターフェースのXMOS XU316も搭載し、PCMは768kHz、DSD 512まで再生可能。AirPlay、Roon Ready、QPlay対応のネットワークストリーミング再生機能を備えるほか、外付けUSBメモリーやHDDからの音楽ファイル再生にも対応する。
デジタル入力は、USB、同軸デジタル、光デジタル、Bluetooth、ストリーミングなどをサポート。サブウーファー出力も備えている。
FIIO CLASS A
FIIOの製品は多機能なものが多いが、「CLASS A」は、その名の通り、本格派でシンプルな純A級ヘッドフォンアンプ。1,800mW@32Ωという強力な駆動力を誇り、ハイインピーダンスなヘッドフォンも余裕をもって鳴らせるという。
発売時期は未定で、予価300ドル。
FIIO WARMER R2R
WARMER R2Rは、自社開発の4wayフルバランス24bit R2R DAC回路と、真空管バッファを組み合わせた単体DAC。発売時期は未定で、予価は349.99ドル。
R2R DAC回路は、192本もの高精度薄膜抵抗(精度0.1%、ドリフト30ppm)を搭載したもので、スペックとしては超ハイエンド単体DACにも迫るものを実現しつつ、手頃な価格に抑えているのが特徴。
さらに、JJ Electronics「E88CC」真空管×4本(スロバキア製)によるチューブバッファステージを組み合わせている。寿命は10,000時間。
USB、光デジタル、同軸の3系統入力を搭載。出力はRCA+XLRバランスの2系統同時出力対応。USB入力時は、PCM 384kHz/32bit、DSD 256対応。同軸デジタル時はPCM 192kHz/24bit、光デジタルはPCM 96kHz/24bitまで対応する。
46W低ノイズ・低周波トロイダル・オーディオ専用リニア電源を搭載。バックライト付きメカニカルVUメーター搭載のレトロデザインも特徴。
FIIO Modular Racking
前述のような、FIIOのコンパクトなオーディオ機器を、卓上に設置しやすくするオーディオラック「Modular Racking」も参考出品された。2026年春~初夏に発売予定で、価格は未定。
コンパクトな機器をスマートに収納できるため、ラック自体もコンパクトになっている。フルメタル構造と振動抑制設計を採用。分割式モジュラー設計で、機材数に応じ自由に層を増減できる。
独立したスパイクとパッドを装備。振動・共振の伝達を効果的に抑え、音の安定性を向上。Φ16.0mmの金属支柱を用いて、単層耐荷重は10kg。フルメタル構造で精密加工による高品位な仕上がりも特徴。
各層に通気スロットを搭載。垂直スタッキングで機器を設置し、卓上スペースを有効活用しつつ、放熱性も確保している。
FIIO R7 R2R
R7 R2Rは、多機能なデスクトップ・プレーヤー。発売時期は未定で、グローバルプライスは650ドル。ストリーミング再生からUSB DAC、ヘッドフォンアンプ、デジタル・トランスポートまで1台で担っている。
DACとして、完全差動・相補型の24bit R2R抵抗アレイを搭載。Snapdragon 680とAndroid 13ベースのOSを搭載。3,000mW+3,000mWの強力なヘッドフォン駆動力を備えている。
メモリは8GB、128GBのストレージも搭載。ディスプレイは5.5型でタッチパネル仕様。2.4G/5GデュアルWi-Fi + ギガビットLANのネットワークも備えている。
FIIO K17 R2R
K17 R2Rは、据え置き型DAC内蔵ヘッドフォンアンプ。発売時期は未定、グローバルプライスは900ドル。
自社開発R2R PROと、4,000mW+4,000mWの大出力を誇るフラッグシップDAC内蔵ヘッドフォンアンプ。
R2R回路には、自社開発の5+24bit R2R PRO抵抗アレイを搭載。アンプ部分には、ディスクリート構成のAB級電流ブースト型アンプ回路を採用。強力なドライブ能力を実現している。
NOS/OSの切替機能、31バンドの高精度パラメトリックイコライザー、ストリーミング再生機能、QPlay対応など、最新のデスクトップ・ソリューションに必要な要素を凝縮している。
USB DAC部分には、絶縁機構を備えるほか、低ノイズリニア電源で据え置き機らしいSN比を実現したという。
FIIO DARKSIDE PRO
FIIOが手掛けるオーディオアクセサリー。電源ピュリフィケーション・シリーズ「DARKSIDE」のフラッグシップが、「DARKSIDE PRO」だ。発売日は未定で、グローバルプライスは150ドル。
HiFiオーディオ・システム専用に設計されたリニア電源で、75Wオーディオファイル・グレードのトロイダル・トランスを核に、完全ディスクリートの電圧レギュレーター回路、リレー切替による12V/15Vデュアル電圧出力を実現。
ELNA、Rubycon、WIMAの各コンデンサーを惜しみなく投入し、「音楽の背景を漆黒の静けさに沈め、機器本来の音を引き出す」という。K13シリーズと揃う、ミニマリスト・アルミ削り出し筐体で積み重ね時の統一感と放熱性を両立している。
FIIO M33 R2R
4月10日に発売した、M23の後継DAP。実売116,600円前後。自社開発の第2世代R2R DACと高性能SoCを搭載し、精緻な音質と快適な操作性を両立している。
第2世代R2 RDAC派、左右独立で合計4基搭載。XMOS XU316を採用した独立USBDAC機能を搭載し、低遅延・高安定性も実現した。
ヘッドフォン出力は3.5mmと4.4mmバランス出力を搭載。バランス時は最大1100mW出力が可能。OS/NOSモード、DSDハード/ソフトデコードなど多様な再生モードに対応する。
デジタル/アナログ独立電源でノイズを抑制。デスクトップモードも用意する。
FIIO QX11
世界初公開の「QX11」は、ゲーミングとHiFiの両立を実現するという、USB接続のハイレゾ対応ポータブルDAC/アンプ。発売時期は未定、グローバルプライスは150ドル。
旗艦級というDACとオペアンプ構成を採用。オーディオプロセッサー「SPV5068」と、DAC「ES9069」×2、オペアンプ「OPA1622」×4を搭載する。
4.4mmバランス出力780mW(32Ω)、3.5mmシングルエンド出力270mW(32Ω)の高い駆動力を持つ。ゲーミングモード/Hi-Fiモードの切替ができ、専属チューニングのゲーミングサウンドエフェクトを搭載する。
FIIO UTWS17
FIIのUTWS17は、お気に入りのイヤフォンを完全ワイヤレス化できる、耳掛け式のワイヤレスアンプ。発売時期は未定で、グローバルプライスは199.99ドル。
MMCX、2ピンの有線イヤフォンの、イヤフォン部分と接続でき、これらのイヤフォンを完全ワイヤレス化できる。
QualcommのQCC5181を搭載し、Bluetooth 6.0に対応。コーデックはLDAC、LHDC V5、aptX Losslessなどをサポートする。独立したDACチップ「AK4333」も搭載し、最大出力は85mW@32Ωを実現。充電ケースは前面にディスプレイを備え、10バンドのパラメトリックイコライザーで音質調整もできる。
FIIO EH13
EH13は、ハイレゾ対応でアクティブノイズキャンセリング機能も搭載した、ワイヤレスヘッドフォン。今春発売で、市場予想価格10,780円前後。カラーはブラックとホワイト。
コーデックはLDACに対応。ハイレゾオーディオおよびハイレゾワイヤレス認定済み。さらに、付属の3.5mmケーブルで有線接続も可能。
ANC機能は、ノイズレベルを42dB低減する、デュアルフィード方式。ANCのレベル調整もできる。
ユニットは40mmダイナミックドライバーを搭載。振動板は、サファイアコーティング複合ダイアフラム。アプリから、各種機能設定やプリセットサウンドプロファイルによるパーソナライズ化も可能だ。
iFi Audio GO link 2
iFi Audioの「GO link 2」は、スマホに挿すだけで簡単にハイレゾ再生が可能となるスティックDAC「GO link」の進化モデル。今春発売予定で、グローバルプライスは税別予価60ドル。
ESS Saber DACチップを搭載。PCM 32bit/384kHz、およびDSD 256までのネイティブ再生に対応。バスパワー駆動で動作し、USB-C to 3.5mm接続に対応。
従来よりもさらに軽量コンパクトになり、iFi史上最少DACを更新。旧GO link比、8%の小型化と29%の軽量化を実現している。さらに、高品質な銀メッキ銅線を使用したツイストペアケーブルを採用した。
3.5mm端子にはS-balancedテクノロジーを搭載。チャンネル間クロストークを半減。ダイナミックレンジを122dBAから125dBAに改善。より力強く、色鮮やかな音を表現可能になったという。
さらに、Android版NEXISアプリに対応。アップデートやデジタルフィルターの選択など、すべての機能を使用可能になった。旧GO link比、高調波歪みを最大62%低減。DACチップセットに改良を加え、よりクリーンでピュアな音を実現している。
iFi Audio ZEN Stream 3
ZEN Stream 3は、上位機種譲りの本格的パフォーマンスを低価格で実現するというストリーマー。今春頃発売予定、グローバルプライスの税別予価400ドル。
入門用ネットワークストリーマーとして開発されたが、上位機種「NEO」譲りの本格的パフォーマンスを低価格で実現。Qobuz Connect、Tidal Connect、Spotify Connect、Roon、AirPlay、DLNA/UPnP、NASドライブなどに対応。
Wi-Fi、LAN、USB経由でネイティブのPCM 32bit/384kHz、およびDSD 256に対応。SilentPower製品由来のANCIIやiPurification、フェムトクロックなども搭載。徹底したノイズアイソレーションを行なっている。
K2テクノロジーも対応。圧縮された倍音成分を復元し、本来のマスター音源を表現する。「Volumio3」OSを搭載し、スムーズな動作と使いやすくなったNexisアプリとの連携を実現。改良型ポリマーコンデンサーやELNA SilmicIIコンデンサーなど、高性能パーツも搭載している。
iFi Audio NEO Stream 3
NEO Stream 3は、4月17日に発売したばかりのネットワークプレーヤー/ストリーマー。実売は178,200円前後。
PCM 768kHz、DSD 512のネットワーク再生に対応するストリーマー。SilentPower製品由来のANCIIやiPurification、光ガルバニック絶縁など、徹底したノイズアイソレーションも搭載。
新たにVolumio3 OSを搭載し、スムーズな動作と使いやすくなったNexisアプリとの連携を実現。Tidal、Spotify、Qobuz、Roon、AirPlayなどのストリーミングサービスに対応。
K2/K2HDもサポート。LAN接続にはRJ45の他に、M12-X、光LAN接続に対応。より高精度な方式を選択可能。
iFi Audio NEO iDSD3
iFi Audioはも4月17日に発売されたばかり。実売178,200円前後の、据え置き型USB DAC/ヘッドフォンアンプ。
PCM 768kHz、DSD 512をビットパーフェクト再生を実現する、Burr-BrownチップをベースとしたカスタムDACを採用。
iDSD Diablo2の増幅ステージに改良を加えたヘッドフォンアンプを新搭載。最大5,551mWの大出力を実現した。
新たにK2/K2HDに対応。圧縮された倍音成分を復元し、本来のマスター音源を表現する。
Bluetoothもサポートし、コーデックはaptX Losslessに対応。CD品質のオーディオをロスレスでBluetooth伝送できる。
パーツレベルで回路設計を見直し、ポリマーコンデンサーやWIMA MKSコンデンサーを採用している。
Ferrum Audio BROEN
BROENは、Ferrum Audio初のネットワークストリーミングトランスポート。発売時期は未定で、グローバルプライスは1,995ドル。
デンマーク語で「橋」を意味し、「ネットワークとデジタルオーディオの世界を最高品質で橋渡しする」という。
自社開発の「SERCE DDC」モジュールによる超低ジッタークロックを実現。全オーディオ出力をガルバニック絶縁バリアの後段に配置するほか、USB DAC出力用の専用VBUSクリーン電源を搭載。HYPSOS接続で、4TSD電圧センシングによるフラッグシップ性能を発揮するとのこと。
Volumioプラットフォームを採用。WANDLAと連携(FSCT)でき、タッチスクリーン/リモコン操作可能な統合ストリーミングDAC環境を構築できる。
em NEXIEM Limited(Studio Master Edition )
エミライ自社ブランド・emの完全ワイヤレスイヤフォン「NEXIEM(ネクシーム)」の第2弾製品として開発されているのが「NEXIEM Limited(Studio Master Edition)」 だ。GREEN FUNDINGにて、クラウドファンディングプロジェクトを近日開始予定。標準価格は20,000円のイメージで、早期支援割引も用意する。
MEMSドライバーと大型ダイナミックドライバーのドライバー構成に加え、音響モジュール「ETL(Embedded Transmission Line)」を搭載している。
「NEXIEM Limited(Studio Master Edition)」という名前からもわかるように、最大の特徴は、レコーディングスタジオ・prime studio sound primeのエンジニア達が音質設計に協力したこと。「この音は、あなたと一緒に完成します。」と銘打ち、イベントなどを通じて、意見を直接聞きながら、プロジェクト終了までにサウンドを決定していく。
ヘッドフォン祭のブースには、prime sound studio formのレコーディングエンジニア、森元浩二氏が登壇。試聴した来場者から意見を聞いたり、その場で要望を反映したイコライザー調整を行なうなどしていた。
イヤフォンの仕様としては、Qualcommの「QCC5171」搭載。最高クラスの接続品質と高効率化を実現したという。コーデックはSBC/AAC/aptX/aptX Adaptive(24/96, Lossless, Low Latency)/LDACに対応。環境に応じて最適化される、ノイズキャンセリングや、IP54の防水・防塵設計も採用する。
em NEXIEM Linear
NEXIEMシリーズでは、有線イヤフォンも開発中。そのサンプルが特別展示された。
xMEMSが開発した、フルレンジのMEMSドライバー「MontaraPlus」は、高域だけでなく、低域もハイスピードなクオリティの高い再生ができる、ポテンシャルの高いドライバーだという。しかし、コストが高く、採用するイヤフォンが無かったため、そんなフルレンジMEMSドライバー(MontaraPlus)の可能性を追求し、音を体験してもらうために開発しているという。
発売時期や価格は未定。ケーブルの途中に、MEMSドライバー駆動用の専用アンプを搭載している。入力端子はUSB-C。




























