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ソニー、初代ウォークマン付属ヘッドフォンを再現。USB-C化した「MDR-3R」

MDR-3R

ソニーは、1979年に発売した初代ウォークマン「TPS-L2」にも付属したヘッドフォン「MDR-3」シリーズを現代のライフスタイルに合わせて再現したUSB-Cヘッドフォン「MDR-3R」を11月20日に発売する。価格はオープンプライスで、市場想定価格は8,000円前後。

MDR-3シリーズの当時の設計を元に、ヘッドバンド形状や、音響特性を担うサウンドホール、「Dynamic Stereo Headphones」のマーキングや、ソニーロゴの加工まで再現しつつ、USB-Cコネクタや通話用マイク、リモコンを搭載して現代仕様としたオープン型のヘッドフォン。

MDR-3R(左)、MDR-3(右)
MDR-3R(左)、MDR-3(右)
細かい形状まで装着感を最適化しつつ再現
ヘッドバンド部のマーキング
リモコンマイク

1979年に発売したヘッドフォンをリバイバルすることで、若いユーザーには「本物のレトロヘッドフォン」という新鮮な体験を届けつつ、長年のソニーファンには懐かしさを感じられる製品としている。

ドライバーは、MDR-3と同じ23mm径ドライバーを採用。設計当時の情報を参考にしながら、オリジナルと同等の音質を実現するユニットを忠実に再現し、新規設計した。当時使用されていたサマリウムコバルト磁石を、今日では主流であるより磁力が強力なネオジウム磁石に変更し、高域の感度を向上かつ小型軽量化も図っている。

音質もオリジナルのMDRー3と全体的なバランスは同じ方向で再現しつつ、わずかに調整を加えてアップデート。低域/高域の伸びを持たせ、ワイドレンジ化を実現。さらに低域の量感を上げてトレンドの楽曲に対応したほか、中音域~中高域内のバランスをわずかに変化させることで、ボーカルの厚みや艶、クラリティを向上している。

イヤーパッドは交換可能で、標準装備のブルーとオレンジを付属。当時の雰囲気を可能な限り再現すべく、パッケージデザインだけでなく、取扱説明書の表紙も当時をリスペクトしたデザインとなっている。重量は約38g(ケーブル含まず)。

イヤーパッドはブルーとオレンジを両方付属
パッケージは表裏でイヤーパッドがオレンジとブルーになっている
取扱説明書

ソニーストアでは、Netflixシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」とのコラボモデルも同日発売する。市場想定価格は10,000円前後。

Netflixシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」コラボモデル

ストレンジャー・シングスのカラー(赤と黒)を採用し、イヤーパッドも黒と赤を付属。ヘッドバンド部のカラーも黒となっているほか、バンド部には「STRANGER THINGS」のロゴを刻印。パッケージもコラボオリジナルのデザインとなっている。

音を聴いてみた

わずかな時間ながら試聴できたので、ファーストインプレッションをお届けする。

まず、装着すると非常に軽く、開放型で周囲の音も聞こえることも相まって、耳元のパッド以外は装着感がほとんどない。音を再生してみると、スマホのスピーカーから鳴ってるかな? と思うくらい開放的に聴こえる。

それでいて低域は抜けることなくしっかりと鳴り、解像感も高いので、EDM系の曲も気持ち良く聴けそうだ。レトロ感ある見た目かつ、小型軽量なので、音もその分軽やかなのではと思っていたのだが、予想よりも大分厚みのある音だった。

最近の曲に合うように調整しているという話もあったが、元々のMDR-3自体が、今聴いてもほとんど違和感の無い現代的なサウンドだったそうで、調整はわずかとのこと。

オープン型の設計も当時のものを再現しているので、音漏れも完全再現されているため、電車内などで使うのには向かないが、8,000円前後のUSB-Cヘッドフォンとして考えると、見た目だけで無く、音にもこだわりのあるコスパの良い製品に感じられた。