【IFA2009】パイオニア、iPodデジタル接続スピーカー

-ケンウッドもiPodデジタル対応の「K-Series」発表


パイオニアブース

会期:9月4日~9月9日(現地時間)

会場:メッセ・ベルリン見本市会場


 IFA 2009には、デノンやマランツは出展していないものの、パイオニアやケンウッドなど日本のオーディオメーカーも出展している。ここでは国内メーカーの主な出展内容を紹介する。 


■ パイオニアは2.1ch BDシアターやiPodデジタルスピーカーなど

 パイオニアは、AVアンプやBlu-ray Discプレーヤーなどを中心に展示。「SC-LX72」などの最新AVアンプやシアターセットなどの体験ブースも設けている。

S1-EXやSC-LX91などの上位シリーズもアピールSC-LX72などを展示A-A9MK2などピュアオーディオ製品もアピール

 新製品としては、2.1chのBlu-rayシアターシステム「BCS-FS500」を出展。年内に発売予定で、価格は599ユーロ。75W×2ch+150Wのウーファから構成されるシアターシステムとBlu-ray Discプレーヤーを一体化した製品となっており、低価格なBlu-rayシステムとして訴求していくという。

BCS-FS500シンプルなデザインのBD/アンプ内蔵2.1chシステムとなる
XW-NAS5

 また、iPodスピーカーの「XW-NAS5」と「XW-NAS3」も発表。近日の発売を予定しており、価格はNAS5が499ユーロ、NAS3が399ユーロの見込み。

 いずれも2.1chのデジタルアンプを内蔵したiPodスピーカーで、iPodとデジタル接続し、高音質な音楽再生が行なえることが特徴。NAS5とNAS3の違いは、ボディサイズがNAS5のほうが大きくなっており専用の音響設計を施しているほか、FMチューナを搭載している。また、NAS5のみレッド、ブラック、シルバー、ホワイトの4色をラインナップする。

 オプションでBluetoothユニットも用意し、Bluetooth接続したポータブル機器の音声を楽しむこともできる。


XW-NAS5XW-NAS3

 


■ ケンウッドはK-Seriesなど最新コンポを展示

K-821DV

 ケンウッドは高級オーディオコンポ「K-series」の新製品を展開。

 最上位モデルのK-821DVは、CDのほかDVDやiPodの再生に対応し、2chスピーカーでフロントサラウンドを実現する「DTS Surround Sensation」を搭載。臨場感あるDVD再生も可能としている。価格は499ユーロの見込み。

 K-521は音楽CDとiPodの再生に対応したオーディオコンポで、接続したiPodのデジタル伝送/再生が可能となる。年内発売予定で価格は399ユーロ。DTS Surround Sensationを搭載したワンボディ型の「K-323」も発売し、CDやUSBに記録したMP3/WMA/AACなどの再生も可能。価格は399ユーロ。

K-521K-323

 一体型オーディオシステムのC-Seriesも発表。最上位モデルの「C-616DV」は、DVDとCDの再生のほか、iPod用Dockが付属し、iPodの音楽も楽しめる。USB端子やSDカードスロットも装備し、MP3やWMAなどの楽曲再生も可能。さらに、HDMI出力端子を備えており、USBメモリなどに記録したDivXファイルをテレビ出力することもできる。価格は299ユーロ。

 また、Bluetooth接続に対応する「C-515(248ユーロ)」やSD/USB接続に対応する「C-313(199ユーロ)」も併せて発表されている。エントリークラスのAVアンプ「KRF-V6400D」も出展。329ユーロと、低価格ながら、CEC対応の2系統のHDMI入力を装備する。

C-616DVC-313KRF-V6400D

 


■ オンキヨーは7chパワーアンプやBDプレーヤーを展示

PA-MC5500

 オンキヨーは、TX-NR5007などの最新AVアンプを中心に展開。BDプレーヤーの「BD-SP507」なども展示している。また、参考出品ながら、7chパワーアンプの「PA-MC5500」も展示。主な仕様については非公開だが、コントロールアンプとあわせて2010年初頭の発売を目指しているという。


BD-SP507TX-NR5007の筺体内も確認できる

(2009年 9月 6日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]