アップル、カメラ/FMチューナ搭載の第5世代iPod nano

-16GB/17,800円。VGAビデオ撮影やFMライブポーズ対応


9月10日発売

AppleStore価格:14,800円(8GB)
           17,800円(16GB)


 アップルは、カメラ機能やFMチューナを新搭載した第5世代iPod nanoを10日より発売する。内蔵メモリ8GBと、16GBの2モデルが用意され、AppleStore価格は8GBが14,800円、16GBが17,800円。

 ボディカラーは、シルバー、ブラック、パープル、ブルー、グリーン、オレンジ、イエロー、レッド、ピンクの9色を用意。イエローとレッドはAppleStore限定カラーとなる。対応OSはWindows XP/Vistaと、Mac OS X v10.4.11で、iTunes 9以降が必要となる。

9色のカラーバリエーションを用意
ビデオ撮影機能を新搭載

背面にカメラを装備

 従来モデルとほぼ共通の縦長のボディデザインながら、液晶を2型/240×320ドットから2.2型/240×376ドットに大型化。さらに背面にカメラを装備した。外形寸法は、38.7×90.7×6.2mm(横×縦×厚み)で第4世代モデルと同じ。重量は36.4gで、第4世代nanoの36.8gより軽くなっている。操作系はiPod nanoシリーズ共通のクリックホイールを踏襲している。

 新機能のカメラは、ビデオ撮影に対応。操作部のクリックホイール中央がシャッターボタンとなっており、撮影可能。ビデオの記録形式は、MPEG-4 AVC/H.264で、最高640×480ドット、毎秒最大30フレームオーディオ形式はAAC。マイクやスピーカーも装備している。

メニューには「ビデオカメラ」が追加撮影時16種類のエフェクトをプレビュー表示
 映像撮影時に、セピア、白黒、X線、フィルムグレイン、サーモメーター、監視カメラ、サイボーグ、凸(バルジ)、万華鏡、モーションブラー、ミラー、光のトンネル、凹、引き延ばし、渦巻きの15種類のエフェクトを適用できる。また、Macやパソコンと連携し、YouTubeやFacebookなどのWebサービスに公開することも可能。


FMチューナを装備ラジオのタイムシフト再生「ライブポーズ」も

 新機能としてFMチューナも装備。クリックホイールで選局可能で、ワンクリックで15分までの一時停止が行なえる「ライブポーズ」機能も装備している。ビデオ再生機能も搭載。音楽については、AAC(8~320kbps)、MP3(8~320Kbps)、WAV、Apple Lossless、AIFFとAudibleをサポートする。

 オーディオ/ビデオ管理ソフト「iTunes 9」との連携による、「Genius」機能も搭載し、iTunesライブラリの中から任意の曲を選択すると、相性のいい曲を選択し、プレイリストを自動作成できる。さらに、最大12個のプレイリストをiTunes上で自動作成してくれる「Genius Mix」機能も新搭載した。また、メニュー名や曲名などを読み上げる「Voice Over」機能も搭載している。

 新機能として歩数計も装備。Nike + iPod Sports Kitと組み合わせて、トレーニングの成果を記録することもできる。

 本体下部にDockコネクタとヘッドフォン出力を装備。ビデオ再生時間は約5時間、音楽再生時間は約24時間で、USB経由で充電可能。約1.5時間でバッテリ容量の80%を充電できる高速充電機能も装備している。イヤフォンやUSB-Dockケーブルなどが付属する。

ビデオカメラなど新機能を多数追加しながらも、薄型筐体は維持している

第4世代iPod nano(左)と比較すると、表面仕上げの違いは大きい


(2009年 9月 10日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]