米MSと船井、AV製品の特許クロスライセンス契約を締結
-液晶TVなどへexFAT関連技術を組込み可能に
1月19日発表(現地時間)
米Microsoftと船井電機は19日(現地時間)、液晶テレビ含むコンシューマ向けAV製品を対象とした、両者の保有する特許のクロスライセンス契約を締結したと発表した。現行および将来製品の開発力強化を目的としたもので、両者は保有する特許技術の相互利用をさらに拡大していくという。
船井電機は米国において、Philips、Magnavox、Sylvania、Emersonブランドの液晶テレビを製造しているが、本契約によりMicrosoftが保有するexFAT(Extended File Allocation Table)に関連する複数の特許技術を製品に組み込むことなどが可能になる。exFATとは、既存のFATシステムに比べ大容量化や転送速度の向上が可能なファイルシステムの新規格。SDXCカードやメモリースティックXCにも採用されている。
両社は、「今回のクロスライセンス契約が双方のユーザーにとって、大きなメリットをもたらすものと考えている」としている。
(2010年 1月 20日)
[AV Watch編集部 大類洋輔]