キヤノン、EOS MOVIEのFinal Cut Pro編集用プラグイン公開

-ProRes形式に変換、タイムコードなどを追加


4月2日公開


 キヤノンは2日、デジタルカメラEOS DIGITALシリーズの動画撮影機能「EOS MOVIE」で撮影したフルHD動画を、編集ソフトの「Final Cut Pro」で効率よく編集できる形式に変換するプラグイン「EOS MOVIE Plugin-E1 for Final Cut Pro」を公開した。ファイルサイズは3.13MB。

 対象となるカメラはEOS-1D Mark IV、EOS 5D Mark II、EOS 7D。対応するFinal Cut Proのバージョンは「6.0.6」、「7.0.1」以降。キヤノンは、3月下旬にβ試供版としてプラグインを公開すると予告していた。

 このプラグインにより、撮影動画をFinal Cut Proに読み込み、編集ワークフローで必須の「切り出しと転送」機能を行なう事で、編集に適したProRes形式(MOV)に変換し、保存できるようになる。さらに、タイムコード、リールネーム、メタデータもProRes形式のファイルとして保存できる。

  今回のプラグインに対応する動画は下記の通り。なお、ゲンロックや、SD動画には対応しない。

  • EOS 5D Mark II (ファームウェア Ver.2.0以降)
    1,920×1,080/29.97fps
    1,920×1,080/25fps
    1,920×1,080/23.976fps
  • EOS 5D Mark II (ファームウェアVer.1.x)
    1,920×1,080/30fps
  • EOS-1D Mark IV 、EOS 7D
    1,920×1,080/29.97fps
    1,920×1,080/25fps
    1,920×1,080/23.976fps
    1,280×720/59.94fps
    1,280×720/50fps


(2010年 4月 2日)

[AV Watch編集部 中林暁]