地アナ終了後のMediaFLO導入へ基地局開設計画を申請
6月7日発表
メディアフロージャパン企画は7日、2011年以降のVHFのHIGH帯を使った携帯機器向け放送事業化に向け、特定基地局開設計画の認定申請を総務大臣あてに行なった。
同社はKDDIやクアルコムなどが出資し、MediaFLO方式で携帯端末向けマルチメディア放送参入を目指している。沖縄のユビキタス特区などにおけるフィールド実証試験により得られたノウハウを活かし、開設計画を策定、認定申請を提出したという。
計画が認定された場合は、映像を中心とした「リアルタイム型放送サービス」のほか、映画や電子書籍等を配信する「蓄積型放送サービス」、ニュースや交通情報をリアルタイムに更新する「IPデータサービス」により、新たなコンテンツビジネス市場の創造するとしている。
なお、地上アナログ停波後のVHF-HIGH帯を用いたマルチメディア放送については、フジテレビやNTTドコモ、スカパーJSATらが出資するマルチメディア放送(mmbi)も4日に認定申請。2つの陣営が同帯域を使った携帯機器向け放送サービスの実現に向けた認定取得を争っている。
(2010年 6月 7日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]