JEITA、2010年7月の電子機器国内出荷を発表
-テレビが過去最速で累計1千万台を突破
8月25日発表
民生機器国内出荷実績推移(金額) 出典:電子情報技術産業協会電子統計委員会 |
電子情報技術産業協会(JEITA)は25日、2010年7月における民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。民生機器の出荷金額は前年同月比110.0%の2,908億円で、12カ月連続でプラスとなった。
映像機器の国内出荷金額は、前年同月比110.5%の2,077億円で14カ月連続のプラス。音声関連機器は、同97.1%の139億円で、2カ月ぶりにマイナスとなった。
7月の薄型テレビの出荷台数は、前年同月比138.5%の164万台と2桁増を維持。1月からの累計は1,630万台となり、過去最速で1千万台を超えた。サイズ別では、29型以下が同136.5%の47万4,000台、30~36型が同154.2%の60万5,000台、37型以上が同126.2%の56万1,000台。
BDレコーダ/プレーヤーの出荷台数は、前年同月比152.2%の35万8,000台と好調。内訳は、BDレコーダが同153.4%の34万台、BDプレーヤーが同131.9%の1万8,000台。一方、DVDビデオは同78.4%の19万1,000台と前年割れが続いている。
地上デジタル放送受信機の出荷実績は243万5,000台。内訳はテレビ合計の出荷台数が前年同月比139.0%の164万台、単体チューナが前年同月比352.1%の12万台。STBが同125.5%の16万7,000台。DVDレコーダが同89.2%の9万4,000台、BDレコーダが同153.4%の34万台。チューナ内蔵PCの出荷台数は同183.1%の7万5,000台。地デジ受信機器の出荷累計台数は8,255万8,000台。DVD/BDレコーダの地デジチューナ搭載率はほぼ100%。
参考資料として発表されているワンセグ対応携帯電話の2010年6月出荷台数は287万6,000台。車載用地上デジタルテレビ受信機器の2010年7月の出荷台数は25万9,000台。
ビデオカメラは前年同月比111.0%の11万5,000台で6カ月連続のプラス。ステレオセットは同114.6%の5万4,000台で同じく6カ月連続のプラスとなった。スピーカーシステムは同111.7%の4万8,000台で7カ月連続のプラス。カーナビは前年同月比132.8%の59万2,000台で14カ月連続のプラスとなった。HDDタイプ、フラッシュメモリその他、DVD-ROMタイプの台数構成比は36.7%、56.8%、6.6%。
2010年7月 | 2010年累計 | |||
実績 (千台) | 前年同月比 (%) | 実績 (千台) | 前年同月比 (%) | |
薄型テレビ | 1,640 | 138.5 | 10,630 | 166.9 |
(内)29型以下 | 474 | 136.5 | 3,544 | 163.9 |
(内)30~36型以下 | 605 | 154.2 | 3,482 | 174.4 |
(内)37型以上 | 561 | 126.2 | 3,604 | 163.0 |
DVDビデオ | 191 | 78.4 | 1,452 | 88.6 |
(内)録再機 | 92 | 80.1 | 680 | 94.8 |
(内)再生機 | 99 | 76.8 | 772 | 83.8 |
BDレコーダ/プレーヤー | 358 | 152.2 | 2,228 | 163.1 |
(内)レコーダ | 340 | 153.4 | 2,090 | 160.0 |
(内)プレーヤー | 18 | 131.9 | 138 | 228.5 |
ビデオ一体型カメラ | 115 | 110.0 | 913 | 120.8 |
CDプレーヤー | 78 | 146.4 | 442 | 113.4 |
ICレコーダ | 86 | 101.9 | 685 | 106.1 |
ステレオセット | 54 | 114.6 | 399 | 116.5 |
アンプ | 15 | 98.1 | 102 | 114.5 |
スピーカーシステム | 48 | 111.7 | 296 | 113.0 |
カーナビゲーションシステム | 592 | 132.8 | 3,333 | 137.4 |
(内)DVD-ROMタイプ | 39 | 133.2 | 227 | 86.0 |
(内)HDDタイプ | 217 | 100.4 | 1,529 | 123.7 |
(内)フラッシュメモリその他 | 336 | 167.8 | 1,577 | 170.2 |
(2010年 8月 26日)
[AV Watch編集部 中林暁]