auひかり、デジタルチューナ/HDD搭載STBがUSB HDDに対応

-12月1日にアップデート。2台までのHDD同時接続に対応


HD-STB
 KDDIは22日、光ファイバーサービス「auひかり」加入者向けのサービスとして6月よりレンタルを開始した、地上/BS/110度CSデジタルチューナ搭載のHDD内蔵STB「HD-STB」に、外付けHDDへの保存機能を追加するアップデートを、12月1日より開始すると発表した。

 HD-STBは、「auひかり」会員向けに提供するIP多チャンネル放送や、VOD番組が視聴可能で、地上/BS/110度CSデジタルのWチューナを搭載し、デジタル放送はIP再送信ではなく、通常のアンテナ受信での視聴となる。なお、アナログチューナは搭載しない。有料放送に加入せず、HD-STBのレンタルのみ行なうことも可能で、STBをデジタルチューナ搭載のHDDレコーダとして利用できる。レンタル料金は月額1,365円。

 HD-STB本体には、500GB HDD内蔵しているが、6月の時点では「ダビング対応については、ユーザーからの要望によりバージョンアップで対応することも検討している」としていた。今回、12月1日に自動オンラインファームアップが開始され、外付けHDDに対応するようになることが発表された。

 アップデートにより、2台までの外付けHDDの同時接続と、最大5台までの外付けHDDの登録が可能で、保存可能な番組数が最大6,000タイトルになる。また、内蔵HDDから外付けHDDにダビングしたり、外付けHDD内に保存した番組をそのまま再生することもできる。なお、外付けHDDは、登録したHD-STBでのみ再生可能で、他のHD-STBやPCなどで再生することはできない。

 画質モードは「DR」(最高画質/最大約40時間)のほか、MPEG-4 AVC/H.264の「XP」(高画質/約4Mbps/最大約200時間)、「SP」(標準画質/約2Mbps/最大約400時間)、「EP」(長時間録画画質/約1.4Mbps/最大約500時間)の計4種類から選べる。DRモードで録画した場合のみHD画質となり、AVC形式での録画は全てSD画質となる。デジタル放送の2番組同時録画にも対応しているが、同時録画はDRモード2番組または、DRモード1番組とAVC録画の1番組となっており、AVC形式での2番組同時録画には対応しない。

 現在、動作確認済みの外付けHDDは、アイ・オー・データ機器の「AVHD-UQシリーズ」で、今後動作確認済みのHDD情報は、「auひかり」ホームページに随時掲載するとしている。



(2010年 11月 22日)

[AV Watch編集部 古川 敦]