ネットラジオ配信「kikeru」が12月サービス終了

-「超! A&G+」など参加放送は独自の配信を継続


kikeruプロジェクトのホームページ

 インターネットラジオの普及を目指し、参加するネットラジオのPC向け配信Webサイトやガジェット、ツールバー、iPhoneアプリを展開しているkikeruプロジェクトは、2010年12月に各サービスを終了すると発表した。

 kikeruプロジェクトは電通が中心となり、インターネットラジオの本格普及や聴取者の獲得、メディア価値の向上を目的として、2007年4月にWebサイトを開設。文化放送の「超! A&G+」、J-WAVEの「Brandnew J」、東京放送ホールディングスの「OTTAVA」、ニッポン放送の「Suono Dolce」、日経ラジオ社の「ラジオNIKKEIライブストリーミング」を、Webサイトを通じて配信。ガジェットやツールバー、iPhoneアプリも開発・提供していた。

 サービス終了についてプロジェクトでは、「“インターネットをしながらラジオを聴く”というインターネットラジオの聴取習慣の定着など一定の成果をあげられた」と説明。終了時期はツールバーが12月24日、iPhoneアプリが12月10日、ガジェットが12月24日、Webサイトが12月24日となる。

 なお、配信していた「超! A&G+」、「Brandnew J」、「OTTAVA」、「Suono Dolce」、「ラジオNIKKEIライブストリーミング」は、各放送局のサイトで引き続きネット配信を実施する。また、「超! A&G+」、「OTTAVA」、「Suono Dolce」、「ラジオNIKKEIライブストリーミング」では独自のiPhoneアプリも提供しており、これらを使用すれば引き続きiPhoneでも聴取できる。なお、Brandnew-Jは既報の通り、J-WAVEの地上波ラジオ番組のサイマル配信枠が増加。J-WAVEは12月から本格配信が開始される「radiko」に参加している。


(2010年 11月 25日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]