パナソニック、3D対応で実売3万円の新BDプレーヤー

-奥行きコントローラやiPhone対応の「DMP-BDT110」


DMP-BDT110

 パナソニックは、Blu-ray Discプレーヤーのエントリーモデル「DMP-BDT110」を2月25日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3万円前後。

 Blu-ray 3Dの再生に対応したBDプレーヤー。BDビデオのほか、BD-R/RE、DVDビデオ、DVD±R/RW、DVD-RAM、音楽CD、CD-R/RWの再生も可能で、AVCHDやAVCRECディスク、MP3やJPEGを記録したDVD-RやCD-R/RWにも対応する。

 新ユニフィエ(Uniphier)システムLSIを搭載し、Blu-ray 3DのMPEG-4 MVCのデコードに対応。SDカードスロットとUSBも備えており、同社の3Dビデオカメラやルミックスで録画した3D動画や3D写真も再生できる。

 新ブルーレイDIGAと同様の「トゥルーカラーエンジン」を搭載し、「3D奥行きコントローラー」も装備。好みに合わせて、3D映像の奥行きを調整することも可能となり、左右の視差量を調節して、奥行きや飛び出し量を変更できる。録画番組やBD/DVDの2D-3D変換にも対応する。

 Ethernetも装備。別売の無線LANアダプタ「DY-WL10」を用いた無線LAN接続にも対応する。DLNA/DTCP-IPクライアント機能として「お部屋ジャンプリンク」も搭載。DIGAなどの録画番組をホームネットワークを経由して視聴できる。また、iPhoneリモコン連携機能も装備。iPhone/iPod touchで専用アプリを使って、BDT110を操作可能となっている。

 音楽再生時にビデオDACなどのアナログ映像回路を停止し、音質を向上するハイクラリティサウンドを搭載。HDMI出力時だけでなく、アナログ音声出力時にも効果を発揮するという。6種類の真空管サウンドを選択できる「新・真空管サウンド」も装備する。また、デジタル音声圧縮で欠落した音声信号の高調波成分を復元する「マルチチャンネル デジタル リ.マスター」も搭載している。

 出力端子はHDMI×1、コンポジット×1、アナログ音声×1。HDMIはDeep Colorもサポート。消費電力は約9.9W(待機時クイックスタート切:約0.1W、入:約3.9W)。外形寸法は430×179×35mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.6kg。

DMP-BDT1103D奥行きコントローラーを搭載リモコン


(2011年 1月 12日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]