イーフロンティア、9w製の低価格イヤフォン

-5,980円の「NW-STUDIO」。上位機技術踏襲


実売5,980円前後の「NW-STUDIO」。放射孔をバッフル面の下側のみに設けるところも、上位モデルと同じ

 イーフロンティアは、ナインウェーブ(9w)製のインナーイヤフォン新モデルとして、低価格な「NW-STUDIO」を7月28日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は5,980円前後。

 ナインウェーブは第1弾製品として、「NW-STUDIO PRO」を2月から実売15,800円前後で販売している。「NW-STUDIO」は、「NW-STUDIO PRO」の技術を取り入れながら、アルミ製筐体を樹脂製に変更する事で、5,980円前後と低価格化を実現したのが特徴。

 「NW-STUDIO PRO」にも採用されている、M.I.Labsの「DUAL Anti-Standing Wave System」を採用。通常のイヤフォンで発生する低域の共振を防ぐための技術で、振動板の面積に対して、発音部側の筐体に設ける微細孔の開口面積を1%に設定。これにより、強力な空気の機械抵抗が発生し、振動板の各種共振を制御。振動板の動作を抑制することなく、原音に忠実に低音域から高音域に掛けてのフラットな再生を実現するという。


「NW-STUDIO」のパッケージ

 さらに、放射孔をバッフル面の下側のみに設けることで、耳の中で鼓膜に到達した音波が反射して発生する定在波を抑制している。

 ユニットは13.4mm径。新たに採用した樹脂筐体に最適化したドライバになっているという。再生周波数帯域は20Hz~20kHz。出力音圧レベルは113dB±3dB。インピーダンスは32Ω。

 プラグは24金メッキ仕上げのステレオミニ。ケーブルはY型で、長さは約980mm。重量は約11g。付属品はイヤーパッドのみ。



(2011年 7月 20日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]