「いい音」を中核に新ウォークマンを訴求。西野カナも
-Androidは10代男性向けに。ワイヤレスもアピール
ソニーは13日、ウォークマン3シリーズ12機種とドックスピーカー/コンポ6機種の新製品発表会を開催。Android 2.3搭載のフラッグシップモデル「Zシリーズ」などの新機能を紹介したほか、Play You.のキャンペーンキャラクターとなる西野カナさんが登場し、ウォークマンをアピールした。
【ウォークマン】
[Zシリーズ] [Aシリーズ] [Sシリーズ]
【スピーカー】
[Bluetooth対応モデル] [WM-PORT搭載モデルなど]
新製品については別記事で紹介しているため、ここでは発表会の模様をレポートする。
ソニー コンスーマープロダクツ&サービスグループ VAIO & Mobile事業本部 企画戦略部門 DMP企画MK部 長島統括部長 |
ソニー コンスーマープロダクツ&サービスグループ VAIO & Mobile事業本部 企画戦略部門 DMP企画MK部の長島利通統括部長は、「ウォークマンの変わらぬ目標」として、「最高のモバイル音楽体験」というテーマを紹介。新ウォークマンの強化点として、「もっと良い音」、「もっと快適に」、「もっと楽しく」の3点を紹介した。
音質については、新たに開発したS-Master MXによる歪みの少なく、原音に忠実な再生能力をアピール。また、Zシリーズの大画面を活かした検索性の高さや、おまかせチャンネル、カバーアートビューなどの機能を紹介したほか、アプリによる音楽機能の拡張や、DLNA対応などの魅力を訴えた。
また、Aシリーズでも同様にS-Master MXによる「最高音質」とタッチパネルUI、Bluetoothのワイヤレス音楽体験を訴求。SシリーズはBluetoothを使って家庭内や車、屋外など、さまざまな場所でワイヤレスで音楽を楽しめる点や、スピーカー付き、Bluetoothイヤフォン付きなどの豊富なバリエーションをアピールしていく。
3シリーズのウォークマン | ウォークマンは、もっと良い音で、もっと快適に、もっと楽しく | Zシリーズの特徴 |
ソニーマーケティング モバイルエンタテインメントプロダクツマーケティング部 徳田統括部長 |
ソニーマーケティング モバイルエンタテインメントプロダクツマーケティング部 統括部長の徳田耕一氏は、2011年の国内オーディオプレーヤー市場は600万台規模と予測。ウォークマンは2010年12月に月間シェア1位を獲得、2011年2月からは「6カ月連続でナンバーワンになっている」と好調ぶりをアピールした。
また、若年層を中心としたユーザー調査で、「ウォークマンは音質がいい」というイメージがアップしており、「音質がいい。加えて、デザインやカラーバリエーションが選ばれる理由。音質と付加価値が、ウォークマンの不動のマーケティング戦略」と紹介し、新シリーズでも「いい音」を中心に、Bluetoothの「ワイヤレス」、Zシリーズの「アプリ」などで新しい楽しみ方を紹介していく。
また、ソニーミュージックと連携し、アーティストのアプリも展開。新着情報などをアプリ上で配信し、アーティストの新譜やライブ情報などに触れる機会を増やしていくという。
具体的なシリーズ展開については、Zシリーズを10代男性を中心とした「マルチ機能志向派」に、Aシリーズを20~30代以上の「高音質こだわり派」に、Sシリーズを10~20代女性を中心とした「新規、買い替え層」に訴求。新ウォークマンのコミュニケーションメッセージは「オンガクを、解放しよう。」で、Zシリーズによる新しい音楽の楽しみ方やワイヤレスの魅力をアピールしていく。
6カ月連続シェアNo.1 | ワイヤレスリスニングを提案 | シリーズ別の想定ユーザー |
西野カナ |
発表会には、Play You.キャンペーンに新たに起用された西野カナも登場。新ウォークマンの感想については、Sシリーズが「すごくかわいくて、ピンクだけで2種類もあるので迷っちゃう。音質がいい」とコメント。Zシリーズについても「大画面で音楽とビデオを一緒にみられるのがいい。アプリも試したい」と語った。自身のAndroidアプリも提供予定とのこと。
会場ではミニライブも実施。今秋発売予定でウォークマンのプロモーションでも使われる新曲、「たとえ どんなに…」を披露した。
(2011年 9月 13日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]