アイ・オー、転送速度を向上したLAN HDD最上位機

-DTCP-IPやスマートフォン対応した「HDL2-A」


HDL2-Aシリーズ

 アイ・オー・データ機器は、LAN HDD「LAN DISK」の最上位機「HDL2-Aシリーズ」3モデルを10月上旬より発売する。容量2TBの「HDL2-A2.0」と、4TBの「HDL2-A4.0」、6TBの「HDL2-A6.0」をラインナップし、価格は2TBが33,285円、4TBが44,415円、6TBが61,215円。

 2台のHDDを内蔵し、RAID0/1に対応したLAN HDD。CPUの高速化により転送速度を向上し、ストライピング(RAID0)の場合約100MB/Sec、ミラーリング(RAID1)構成でも約74MB/Secを実現。動画ファイルなどの大容量データも高速に転送できるとしている。出荷時にはRAID0構成となっている。

 また、DTCP-IPサーバー機能などAV用LAN HDD「RECBOX」シリーズとほぼ同等の機能を装備。レコーダやテレビからのDTCP-IPダビングや、スカパー! HDチューナからの録画にも対応する。なお、6TBモデルはREGZAからのダビングがサポート対象外となる。

 DLNAサーバーやiTunesサーバー、FTPサーバー、TimeMachine機能、BitTorrent、デジカメコピーなどの機能を搭載。Windows用のDTCP-IPプレーヤーソフト「DiXiM Digital TV Plus for I-O DATA」もバンドルしている。USB接続した対応機器をLAN上で共有できるnet.USB機能も搭載する。

 また、パソコンやスマートフォンのブラウザからアクセス可能とする「リモートリンク2に対応。ブラウザからHDL2-A内の動画や写真、音楽ファイル、Word、Excel、PowerPointなどのOffice文書を再生できる。Wake On LANにも対応する。

 USB端子を2ポート装備。Ethernetは1000BASE-Tに対応する。消費電力は最大48W、平均23W。外形寸法は90×135×176mm。重量は2.2kg。APCやオムロンのUPSに対応する。

 また、出荷前の動作テストを行ない、初期設定をRAID1(ミラーリング)構成とした法人向けモデルも用意。2TBの「HDL2-AH2.0」(35,490円)、4TB「HDL2-AH4.0」(46,725円)、「HDL2-AH6.0」(63,525円)をラインナップする。また交換用の3TB HDD「HDI-OP3.0」(33,285円)も発売する。


背面HDD交換に対応する

(2011年 9月 21日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]