米Canon、スーパー35mmCMOS搭載のデジタルシネマ用カメラ

-EFマウントとPLマウントの「EOS C300」


EOS C300PL

 キヤノンとCanon U.S.Aは3日(米国時間)、スーパー35mmサイズのCMOSセンサーを搭載したデジタルシネマ用カメラ「EOS C300」を発表した。

 デジタル一眼レフのEOSと同様のEFレンズが装着可能な「EOS C300」を2012年1月後半に、PLマウントを採用した「EOS C300PL」を2012年3月後半に発売予定で、価格はいずれも2万ドル前後。

 撮像素子は、8.29メガピクセルのスーパー35mmサイズのCMOSを搭載。1,920×1,080ドットのフルHD撮影が可能で水平走査線数は1,000本以上。CMOSの信号読み出し速度を高速化することで、動体歪み(ローリングシャッター歪み)を抑えている。映像処理エンジンはDIGIC DV III。

EOS C300EOS C300PLレンズ装着時
EOS C30030-300mmレンズをEOS C300PLに装着

 記録フォーマットはMPEG-2(MPEG2 422@HL compliant)で、ファイルフォーマットはMXF。MXF対応の編集システムで取り込んで編集可能となる。4:2:2カラーサンプリングにより、クロマエッジのジャギーを抑制する。ビットレートは最高50Mbpsで、フレームレートは59.41i、50.00i、29.97p、25.00p、23.98p。記録メディアはCF。外形寸法は13×17.8×17cm(幅×奥行×高さ)。


(2011年 11月 4日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]