ハーマン、AKGの高級NCヘッドフォン2機種

左が上位モデル「K495NC」、右が下位モデル「K490NC」

　ハーマンインターナショナルは、AKGのノイズキャンセリングヘッドフォン2機種を5月に発売する。価格はどちらもオープンプライス。店頭予想価格は、上位モデル「K495NC」が52,000円前後、下位モデル「K490NC」が35,000円前後。

　どちらもアクティブノイズキャンセリング機能を備えた、オンイヤータイプの密閉型ヘッドフォン。方式に違いがあり、「K495NC」はドライバユニットの内側に配置した小型マイクで、騒音を集音し、それを元にキャンセル信号を生成する「フィードバック方式」を採用。より耳に近い位置で集音する事で、精度の高いキャンセリング効果が得られるという。

「K495NC」	「K490NC」

　「K490NC」は、ユニットの外側に集音マイクを設置した「フィードフォワード方式」を採用。キャンセリング能力は低くなるが、小型化がしやすく、音質への影響も抑えられるといった特徴がある。

「K495NC」のハウジング部分。レザー調になっている	平らに折りたたむ事ができる	横から見たところ

「K495NC」のイヤーパッド部分。オンイヤータイプとなる	「K495NC」NC機能ON/OFF機構。シルバーのリング部分全体を左右にスライドさせ、ON/OFFする

　どちらのモデルもNC機能をOFFにしても、音が出力するスルー出力機能を装備。電源は内蔵のリチウムイオン充電池で、40時間以上の使用が可能。充電は付属のUSBケーブルで行なう。なお、「K495NC」はUSB対応ACアダプタ(マルチボルテージ式)も付属しており、コンセントからの充電もできる。

「K490NC」のハウジング	横から見たところ。NC機能のON/OFFはスライドスイッチで行なう	イヤーパッド部分

　両モデルとも、ケーブルは着脱可能。「K495NC」は1.2mのものと、2mの2種類を同梱。「K490NC」は1.4mのみとなる。柔軟性の高い布製被覆を採用し、入力はステレオミニ。

　独自の3D-Axis2機構を採用し、どちらのモデルも小さく折りたたむ事が可能。専用のキャリングポーチ(K495NCはケース)を同梱。両機種に航空機用のプラグアダプタも付属する。

　再生周波数帯域は、どちらも20Hz～20kHz。感度とインピーダンス、ケーブルを除いた重量は、「K495NC」が105dB/mW、26Ωで235g。「K490NC」が102dB/mW、32Ω、150g。

ケーブルは着脱可能。ヘッドフォン側の接続端子は4極ミニだ	付属のUSBケーブルで充電する	「K495NC」に付属するUSB対応ACアダプタ(マルチボルテージ式)

「K495NC」にはキャリングケースが付属	「K490NC」にはキャリングポーチが付属	横に並べたところ