ソニー、“手軽に4倍速”40型BRAVIAのスタンダード機

-実売10万円の「KDL-40EX750」


KDL-40EX750

 ソニーは40型テレビのスタンダードモデル「KDL-40EX750」を7月27日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は10万円前後。

 40型のボリュームゾーンを狙ったBRAVIAのスタンダードモデルで、4倍速パネルや高画質エンジン「X-Reality」を搭載する。上位機種のHX750との違いは3Dに非対応としたほか、無線リモコンを省略したことなどで、2Dの画質やネットワーク機能はHX750シリーズ相当となる。


 1,920×1,080ドットのフルHD/4倍速パネルを搭載し、バックライトはエッジ型LED。8倍速相当の残像低減技術「モーションフロー XR480」を搭載し、スムーズ、標準、クリア、クリアプラスのほか、インパルスモードも追加。インパルスモードでは、元映像を補完して生成する合計4コマの映像のうち、3コマはLEDを消灯し、1コマだけを表示。輝度は落ちるが、より残像の少ない映像を楽しめる。

背面

 チューナは、地上/BS/110度CSデジタルダブルチューナを搭載。別売のUSB HDDへのデジタル放送録画機能も備えており、番組視聴中の裏番組録画にも対応する。スピーカー出力は10W×2ch+10Wで、フロントサラウンドの「S-Forceフロントサラウンド3D」にも対応する。

 ネットワーク機能も強化し、Ethernetのほか、別売のWi-Fiアダプタ「UWA-BR100」の追加により、IEEE 802.11a/b/g/nの無線LANに対応。Wi-Fiダイレクトモードもサポートする。DLNA/DTCP-IPクライアント機能の「ソニールームリンク」も利用できる。


リモコン

 ネット関連機能は「Sony Entertainment Network(SEN)」に集約し、HuluやYouTube、Video Unlimitedなどのネット動画コンテンツのほか、Twitter、Facebook、Skype、ニコニコ実況などのコミュニケーション、ソニーの写真共有サービスPlayMemories Online、ベルーナ、イオンなどのショッピング、Petamapやあすけんなどの情報検索サービスに対応。合計170種類のサービスをラインナップする。Android/iOSアプリの「Media Remote」による、文字入力にも対応する。

 HDMIは4系統装備し、ブラビアリンクに対応。D5入力×1、コンポジット×1、アナログRGB(D-Sub15ピン)×1などを装備する。消費電量力は113W(待機時0.15W)、年間消費電力量は109kWh/年。外形寸法は94.1×23.1×61.2cm(幅×奥行き×高さ)、重量は13.7kg。



(2012年 7月 5日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]