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ソニー、NEX-6/5R向けに撮影機能強化アプリを追加

「タイムラプス」など。PlayMemories Camera Apps

「PlayMemories Camera Apps」のメニュー画面

 ソニーは20日、ミラーレス一眼カメラ「NEX-6」と「NEX-5R」向けに展開している、アプリ形式でカメラの撮影機能をダウンロードできる「PlayMemories Camera Apps」において、新アプリ「タイムラプス」、「シネマフォト」、「POBoxキーボード - 日本語」を配信した。ダウンロード価格は、「タイムラプス」が1,000円、「シネマフォト」が500円、キーボードは無料。

 「PlayMemories Camera Apps」は、カメラに搭載している無線LANを用いて、ネットワークにアクセス。カメラ単体で撮影機能アプリをダウンロード&インストールでき、購入後に機能を強化できるもの。既に「ピクチャーエフェクト+」(無料)や、「ブラケットPro」(500円)、スマートフォンをリモコンとして使える「スマートリモコン」(無料)などが提供されている。



タイムラプス

 20日に配信が開始された「タイムラプス」は、一定時間ごとに撮影した静止画を、カメラ内で動画ファイルとして結合。花の開花や、流れる雲など、ゆっくりと動く被写体を、まるで早送りしているような映像が撮影できる。

 雲、星空、夜景、夕暮れ、夜明け、ミニチュア、スタンダード、カスタムの8つのテーマを選択する事で、撮影シーンに合わせた設定が自動で行なわれる。また、ユーザーが撮影間隔などを自由にカスタマイズする事も可能。

タイムラプスアプリのテーマ選択画面
ユーザーが設定をカスタマイズする事もできる

 撮影した静止画はカメラ内でMotionJPEGの動画として保存され、動画の解像度は1,920×1,080ドットとなる。完成動画をPCなどに転送して楽しむ事ができる。なお、「NEX-6」と「NEX-5R」は、通常のカメラ機能ではMotionJPEGをサポートしていないため、作成された動画をカメラ本体で再生するためには、「タイムラプス」アプリ内の再生メニューからアクセスする必要がある。



シネマフォト

 シネマフォトは、タイムラプスのように複数枚の静止画を連写し、それを動画として見せるものだが、動画として動かす部分をユーザーが設定できるのが特徴。

 例えば、誕生日のケーキのロウソクを子供が吹き消すシーンを「シネマフォト」で連写撮影すると、ペイントツールのような画面がカメラに表示され、写真内の動かしたい部分を指定できる。ここで、吹き消されるロウソクだけを指定すると、周囲の人や子供は静止画として静止しているのに、ロウソクだけが揺れて、吹き消されるという動画ファイルが作成できる。

 ほかにも、大きな交差点で真ん中の人だけ動いていない動画、エスカレーターの上りと下りで、上りだけを動かす動画など、アイデア次第でユニークな動画が作成できる。動画フォーマットはMotionJPEGで、解像度は640×360ドットとなる。

シネマフォトアプリの使用イメージ
動きのある被写体を連写した後、動かしたい部分を指定
その部分だけが動く動画が作成できる



POBoxキーボード - 日本語

POBoxキーボード - 日本語

 カメラから、日本語入力を可能にするソフトウェアキーボードアプリ。カメラにはダイレクトアップロードなど、SNSに投稿する機能があるため、その際に日本語でコメントも入力できる。

(山崎健太郎)