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デジオン、DTCP+リモートアクセス用ソリューション

DiXiMリモートアクセスサービス。2月より商用運用

DiXiM.NETサービスのロゴ

 デジオンは、デジタル放送録画番組の宅外での遠隔視聴を行なう「DTCP+」のリモートアクセス機能を実現した「DiXiMリモートアクセスサービス」を開発。2月より、世界で初めて商用サービスとして提供を開始する。

 DiXiM リモートアクセスサービスは、一般社団法人デジタルライフ推進協会(DLPA)が定める「DLPAリモートアクセス ガイドライン」に対応したオンラインサービスで、このガイドラインの策定作業ではデジオンが中心的役割を果たしているという。今後、同ガイドラインに対応したサーバーやプレーヤー機器との連携動作により、リモートアクセスの機能を提供可能となるという。

 DTCP+は、2011年12月にリリースされた「DTCP-IP Release1.4」で追加されたDTCP-IPリモートアクセスなどの新機能群を示す通称。これまでDTCP-IPの接続範囲はホームネットワーク内に限定されていたが、DTCP+のリモートアクセスに対応したサーバーとプレーヤーを用いることで、インターネット越しのDTCP-IP接続が可能になる。

 デジオンは、リモートアクセスに対応したサーバーやプレーヤーアプリを複数プラットフォーム上で実装すると同時に、リモート接続を行なうために必要となる各種サポート機能を開発。「DiXiMリモートアクセスサービス」として提供する。クラウドサービスとして稼働しており、デジオンのすべてのリモートアクセス対応アプリケーションで共通利用するという。同社では、DiXiM リモートアクセスサービスに対応したアプリケーションを、PC、組み込み機器、モバイル機器の各種プラットフォーム向けに幅広く開発中で、順次、機器メーカーやあるいはリテール市場向けに提供を開始する予定としている。

 また、デジオンでは、今回のDiXiMリモートアクセスサービスを第1弾とし、ホームネットワークソリューションの拡張に効果的な機能を提供する各種クラウドサービスを「DiXiM.NETサービス」として展開予定。

(臼田勤哉)