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ティアック、DSPミキサー搭載のUSBオーディオ

ネット生放送にも。24bit/192kHz、高品質マイクプリ

 ティアックは、TASCAMブランドのUSB 2.0オーディオインターフェイス2機種を2月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は24bit/192kHz対応の「US-366」が18,000円前後、24bit/96kHz対応の「US-322」が15,000円前後。対応OSはWindows XP/7/8(ASIO 2.0/WDMドライバ)と、Mac OS X 10.6.8~10.8。

 米国アナハイムで1月24日~27日(現地時間)に開催される「The NAMM Show 2013」において展示される。

US-366
US-322

 いずれも、堅牢なアルミボディに高音質のHDDA(High Definition Discrete Architecture)マイクプリアンプ、DSPミキサーなどを搭載したUSBオーディオインターフェイス。入力はXLR/TRSを2系統備え、ファントム電源にも対応。INPUT 1はギターの直接接続にも対応している。HDDAマイクプリアンプは周波数特性10Hz~68kHzのワイドレンジを実現し、出力までの回路全体でも98dBの高S/N、低EIN(-120dBu)、低総合歪み率(0.0045%以下)により、高品位なモニタリングが行なえるという。

 DSPミキサー/DSPエフェクトも内蔵。DSPミキサーは2つの動作モードを備え、音楽制作だけでなくインターネット生放送にも活用できる。DSPエフェクトは、入力音に効果を加えるダイナミクスエフェクトと、パソコンへの送り音声またはモニタリング音声の双方に活用できるセンドエフェクトを搭載。ボーカルなどへのコンプレッサー/リバーブも可能。

 上位モデル「US-366」の特徴は、192kHz録音に対応しているほか、同軸/光デジタルの入出力を装備。アナログ入出力は、2つのRCA端子が入出力切替型となっている。さらに、RC-3Fフットスイッチの接続も可能。「US-322」は光/同軸デジタルを搭載しない。ソフトは両機種ともSteinbergの「Cubase LE6」をバンドルする。USBバスパワーで動作し、消費電力は2W。外形寸法は140×140×42mm(幅×奥行き×高さ)、重量は500gで共通。

US-366
US-322

簡単操作のデジタルマルチトラックレコーダ2機種も

 同じく「The NAMM Show 2013」に出展される新製品として、デジタルマルチトラックレコーダ「DIGITAL POCKETSTUDIO」2モデルも発表。発売は1月下旬で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は8トラックの「DP-008EX」が3万円前後、6トラックの「DP-006」が2万円前後。

DP-008EX
DP-006

 いずれも、カセットMTRのような簡単操作を実現したというレコーダ。内蔵マイクの準備を含め、電源投入後2ステップで録音の準備が完了する。録音フォーマットは16bit/44.1kHzのWAV。記録メディアはSD/SDHCカードを使用するほか、USB 2.0経由でのPC録音も可能。上位機種の「DP-008EX」にはファントム電源対応のXLR入力も備える。

 AC電源のほか単3電池4本でも動作し、「DP-008EX」は最大6.5時間、「DP-006」は最大9時間の連続動作(いずれもエネループ使用時)が可能。外形寸法と重量(電池を除く)は、DP-008EXが221×126.5×44.3mm(幅×奥行き×高さ)、610g。DP-006が155×107×41.5mm(同)、360g。2GBのSDカードが付属する。

(中林暁)