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地デジ送信の東京スカイツリー移転は5月31日午前9時

96%の対策を完了し、東京タワーから完全移転

東京スカイツリー

 日本放送協会(NHK)と、日本テレビ、テレビ朝日、TBSテレビ、テレビ東京、フジテレビジョンの在京テレビ6社は、東京スカイツリーへの地上デジタルテレビ放送送信所の完全移転を5月31日午前9時に決定した。午前8時59分55秒から切り替えを始め、9時に切り替えを完了する。

 これまで関東圏で地上デジタルの放送波を送信していた東京タワーから、東京スカイツリーに完全移転する。

 6社は、2012年12月22日から、125回の受信確認テストやリハーサルを実施。5月23日までのコールセンターへの入電数は39万3,499件で、対策が必要だと判明したのは11万6,507件。このうち、対策済み世帯数は96%に達し、未対策の施設についても「ほとんど工事の予定がたった」として、移転可能と判断したとする。完全移転後も受信できない世帯においては、無償で工事を行なう。

 なお、東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)は、5月12日から東京タワー放送を試験停止。その後、5月13日の18時以降スカイツリーからの放送のみに切り替えている

(臼田勤哉)