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MI7、PreSonusの同軸アクティブモニタースピーカー「Sceptre S6/S8」

左がS6、右がS8

 エムアイセブンジャパンは、同軸2ウェイユニットを採用したPreSonusのアクティブ・モニタースピーカー「Sceptre S6」と「Sceptre S8」の2機種を25日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はS6が72,000円前後(1台)、S8が82,500円前後(1台)。

 スピーカー・デザイナーのデイブ・ガネス氏とコラボして作られたカスタムの同軸ユニットと、TIのDSPで実行するFulcrum Acousticの音響処理アルゴリズム「Temporal Equalization TQ」を組み合わせているのが特徴。このDSPと連携するようにユニットはあらかじめデザインされている。

 ホーンの反響や線形時間、振幅偏差補正、パフォーマンス・コンター、ダイナミクス、エクスカーション・リミッティングの制御をDSPで行なっている。境界低域ブーストなどの音質カスタマイズ機能も搭載。これらの機能により、「正確かつクリアなサウンドを実現する」という。

S8の背面
S6の背面

 S6は、6.5インチの中低域用ドライバと、1インチ(25mm)の振動板を使ったコンプレッションドライバ(ホーン)を採用。S8は8インチの中低域用ドライバと、同じく1インチのホーンを採用。エンクロージャはフロントバスレフ。

 アンプを内蔵したアクティブスピーカーで、各ユニットを個別のアンプでドライブするバイアンプ方式を採用。クラスDアンプを使用しており、独自の内部電源も採用。出力は90W+90W。A/D変換にはエンハンスト・デュアルビット方式、D/A変換にはアドバンスト・マルチビット方式の「AK4621」を使っている。

 入力はバランスのXLR、バランスの1/4インチTRSを各1系統。再生周波数帯域とクロスオーバー周波数はS6が52Hz~20kHz(-3dB)で2.2kHz、S8は46Hz~20kHz(-3dB)で2.4kHz。外形寸法と重量は、S6が230×260×335mm(幅×奥行き×高さ)で8.53kg。S8が290×300×400mm(同)で、11kg。

(山崎健太郎)