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パイオニア、BDドライブやUSBスピーカーをワイヤレス化できる「ワイヤレスドック」単品販売

「ワイヤレスドック」(APS-WF01J)

 パイオニアは、USB接続の外付けBlu-rayドライブや、USBメモリ、USB HDD、USBスピーカーなど、様々なUSB機器とPCを、ワイヤレスで接続できるようにする「ワイヤレスドック」(APS-WF01J)を11月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は15,000円前後。販売元はエスティトレード。

 9月から発売されている、ワイヤレスBD/DVDドライブ「BDR-WFS05J」(オープンプライス/実売25,000円前後)のドライブ部分を省き、ワイヤレスドック部分単体で発売するもの。光学ドライブだけでなく、様々なUSB機器との接続を想定している。

接続概念図

 高速USB仮想化技術を採用したドックで、USB 2.0ポートを1系統搭載。IEEE 802.11a/b/g/nの無線LAN機能(2.4HGz/5GHz帯対応)も内蔵。USBポートに接続した機器に、PCが無線LANを経由して接続できる。USB仮想化技術を使う事で、あたかもケーブルで接続しているかのようにUSB機器をワイヤレス接続できるため、組み合わせるUSB機器側に特殊な機能がいらず、汎用的なUSB機器が利用できるのが特徴。

 高速USB仮想化技術により、実効70Mbpsの高速伝送を実現しているため、PCとUSB外付けBDドライブをワイヤレスで接続し、BDソフトのワイヤレス再生も可能。USBメモリやUSB HDDをドックに接続すれば、タブレット型Windows PCから、それらのストレージ内にアクセスする事もできる。USBスピーカーを接続すれば、ワイヤレススピーカーとして利用可能。

 なお、PCとワイヤレスドックの接続には、ルータを介する「ステーションモード」と直接接続する「アクセスポイントモード」の2種類がある。BD再生を行なう時は、実効70Mbpsの高速伝送を行なう、アクセスポイントモードを利用。PC側も、IEEE802.11n 公称理論値300Mbps対応の無線LAN機能を搭載している必要がある。ワイヤレスでBDに記録・再生する際のスピードは1.5倍相当だという。

 パイオニアでは全てのUSB機器の接続は保証していない。BDドライブで対象機種とされているのは、パイオニア製のBDR-XU02J、BDR-XU02JM、BDR-XS05J、BDR-XD04J、BDR-XD04BK、BDR-XD04W、BDR-XD04R、BDR-XD04BK/LE。なお、BDR-XU02JM、BDR-XD04BK/LEでは別途BD再生アプリが必要。

 PCとワイヤレスドック+USB機器との接続には、同梱のWindows用アプリ「Pioneer Wireless Connect」を利用する。ユーザーを切り替え、複数のPCで使う事も可能。また、Mac OS用の接続ソフトもパイオニアのサイトで無償公開される。対応OSはWindows XP/Vista/7/8/8.1。Mac OS 10.6、10.7、10.8、10.9。

 外形寸法は118×142×35mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は200g。電源はACアダプタを使用する。

(山崎健太郎)