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ヤマハ、VOCALOIDがすぐ始められる17,000円のUSBインターフェイス+DAWセット

VOCALOIDスターターキット

 ヤマハミュージックジャパンは、歌声合成ソフト「VOCALOID」を使った楽曲制作環境がすぐに構築できるパッケージとして、VOCALOIDとUSBオーディオインターフェイスなどをセットにした「VOCALOIDスターターキット」を12月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は17,000円前後。

 VOCALOIDを使った楽曲制作を始めるために必要なソフトウェアと、ギターやベース、マイクなどを繋いで録音するためのオーディオインターフェースをセットにして、価格を抑えたパッケージ。

 キットには、スタインバーグの音楽制作用ソフト「Cubase AI 7」(Windows/Mac)ダウンロード用のコードを収録。これに、歌声合成ソフト「VOCALOID」の機能を組み込む「VOCALOID Editor for Cubase NEO」も付属している。なお、制作の際はVOCALOID 3対応の歌声ライブラリをインストールして利用する事になるが、音声ライブラリ自体は別売となる。

 スタインバーグのUSBオーディオインターフェイス「CI1」も同梱。USBバスパワーで動作するインターフェイスで、2系統のXLR/標準プラグ入力、48Vファンタムパワー付きのマイクプリアンプ、ギターやベースを直接入力できるHi-Zスイッチ、TRSバランスライン出力、DAWのトラックと入力音のバランスを調整できるMIXノブなどを搭載。24bit/48kHzの録音・制作環境が構築できる。

スタインバーグのDAWソフト「Cubase AI 7」
USBオーディオインターフェイス「CI1」

 なお、Web上に用意されたスターターキットの商品ページでは、インストールからボーカロイドPART作成までの一連の作業を動画で紹介しており、PCや音楽制作の初心者でも安心して使えるとしている。

 さらに、20人のボカロPへのインタビューや、歌声ライブラリ「Mew」(アーティスト・坂本美雨の声を元に制作した歌声ライブラリ)の14日間体験版なども用意されている。

(山崎健太郎)