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ソニー、Media Go 2.7でDLNAサーバーとDSD転送機能追加

ZX1などにDSD転送。SRS-X9は4月1日DLNA-DSD再生対応

 ソニーは、オーディオプレーヤーソフト「Media Go」の最新バージョンMedia Go 2.7を19日より提供開始した。新たにメディア共有機能(DLNAサーバー)機能と、DSDファイルのウォークマンへの転送機能が追加される。対応OSはWindows XP/Vista/7/8/8.1。

 ハイレゾウォークマン「NW-ZX1」と「NW-F880」は4月下旬にDSD再生(2.8MHz/リニアPCM変換再生)に対応する予定。Media Go 2.7を利用することで、NW-ZX1とNW-F880へのDSDファイル転送が可能になる。

Media Go 2.7
NW-ZX1でDSDを再生。ハイレゾを示す[HR]と表示
メディア共有機能

 さらに、メディア共有(DLNAサーバー)機能を追加し、Media Goで管理しているコンテンツをネットワーク経由で再生可能になる。Media Go 2.7をインストールしたパソコンをDSD音源を含むハイレゾミュージックサーバーとして利用できる。

 メディア共有機能に対応したソニー製品は、19日発表の新システムステレオ「MAP-S1」のほか、CMT-SBT300W、CMT-BT80W、アクティブスピーカーのSRS-X9、SRS-X7。

SRS-X9もDSDのネットワーク再生が可能に

SRS-X9

 ハイレゾ対応のBluetooth/USB/DLNAスピーカー「SRS-X9」も4月1日のアップデートにより、DLNA/ネットワーク経由のDSD再生に対応する。対応DSDフォーマットは、2.8MHz(DSD 64)までのDSF/DSDIFFファイル。

 SRS-X9は、DLNA/USB接続時にハイレゾ再生が可能な1BOX型のスピーカーだが、DSD再生については「4月のアップデートでUSB経由での再生に対応する」と案内していた。今回、USBだけでなく、DLNA経由でのDSD再生にも対応することが、明らかにされた。上記のMedia Goのハイレゾメディアサーバー機能を使って、ネットワーク経由でもDSDファイル(2.8MHz)が再生可能になる。

(臼田勤哉)