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Blue Ever Blue、「868B」ベースでドライバ変更した新イヤフォン「878」。7,700円

「Mercury Model 878」レッド×ブラックモデル

 シースピリッツは、米Blue Ever Blueのイヤフォン新モデル「Mercury Model 878」を6月下旬に発売する。価格は7,700円(税込)を予定。カラーはシルバー×ブラック(SB)、レッド×ブラック(RB)、シルバー×シルバー(SS)の3色を用意する。

 HDSS(High Definition Sound Standard)技術を採用したカナル型イヤフォン。発売中の「Model 868B "the silver"」をベースに開発されており、ダイナミック型ドライバの変更により、分解能を向上。中音域のバランスを改善し、「ヴォーカルの存在感がより全面に位置している」という。

 868Bは1色のみだったが、前述のとおり878では3色のカラーバリエーションを用意。入力プラグはL型となっている。

シルバー×ブラックモデル
シルバー×シルバーモデル

 なお、後継機種ではなく、「異なる味付けを持った姉妹機」としており、868Bは継続販売される。

 日本向けモデルには、オリジナルの7種類のイヤーピースに加え、Complyフォームタイプのイヤーピースも付属する。

 Blue Ever Blueは米ワシントンD.C.のメーカーで、米TBI Audio Systemsを中心に提唱されているHDSS技術を使ったイヤフォンを作るために、TBI Audio Systemsから独立した。

 HDSS技術は、ETL(Embedded Transmission Line)モジュールと呼ばれる特殊な部材をハウジング内や振動板の背後に設置する事で、内圧を温度変化や再生中の音、残響、定常波の有無に依らずに一定に保ち、振動板の正確な動作を補助。自然な音と、広がり、心理的ストレスを緩和した音が得られるというもの。ETLの素材、形状、取り付け方とその効果が特許化されている。

(山崎健太郎)