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ソニー、HDDオーディオ「HAP-Z1ES/S1」の楽曲検索性を向上

HDD内の楽曲情報の修正を容易に

 ソニーは、HDDオーディオトランスポート「HAP-Z1ES」と、アンプ内蔵のHDDオーディオプレーヤー「HAP-S1」のソフトウェア/アプリアップデートを8日から開始した。検索性の改善など多くの機能向上が含まれている。

HAP-S1(左)とHAP-Z1ES(右)

 いずれもHDDハイレゾオーディオプレーヤーだが、HAP-Z1ESはDSDリマスタリングやフルサイズ筐体を採用した上位モデルで直販価格は189,000円。HAP-S1は500GB HDDに加え、40W×2chアンプも内蔵し、単体でハイレゾを楽しめるプレーヤー。直販価格は76,000円。

 アップデート内容はHAP-Z1ESとHAP-S1共通で、本体ソフトウェアとアプリの「HDD Audio Remote」、パソコン用の転送ソフト「HAP Music Transfer」が更新される。アップデート後のHAP-Z1ES/HAP-S1本体ソフトウェアバージョンは「13078R」。HAP Music TransferはVer.1.1.0。

 本体とHDD Audio Remoteのアップデートにより、新たに同一フォルダ内のアルバムの統合に対応。ファイルにタグデータを付けられないWAVファイルなどのアルバム転送時などに発生してしまっていたアルバムの分割を修正できるようになる。また、従来はトラック単位でしか取得できなかったミュージック情報の再取得が、アルバム、フォルダ単位で行なえるようになった。

同一フォルダ内のアルバム統合に対応。同一フォルダ内の「アルバム」を表示して、ドラッグアンドドロップで保存
アルバム、フォルダ単位でミュージック情報再取得対応

 また、アルバムトラック順のソートにディスク番号を反映できるようになった。これにより、2枚組のアルバムで、同じトラック番号の楽曲が並んでしまうなどの症状を解消できるとする。スリープタイマーの設定も従来の30分に加え、1時間までを10分単位で設定可能になった。アプリのHDD Audio Remoteは、フォルダやファイル単位のミュージック情報編集に対応した。

従来はDisc1/2の曲が1曲目/1曲目、2曲目/2曲目と並んでしまっていた
アップデート後はDisc1の1曲目、2曲目……、Disc2の1曲目、2曲目…が区別可能に
HAP Music TransferはIPアドレス指定に対応

 本体のアップデートで、インターネットラジオのPower On Resumeに対応。これにより、最後にラジオを聞いて電源をオフにした場合、次に電源を入れた場合に前回聞いていたラジオ局が再生されるようになる。また、再生画面からもスリープタイマー設定可能となった。

 パソコン用の楽曲転送ソフト「HAP Music Transfer」は新たにIPアドレスで機器を選択できるようになった。

(臼田勤哉)