「アナ雪効果」でBD全体売上が初めてDVDを上回る

　日本映像ソフト協会(JVA)は2日、2014年7月度のビデオソフト売上速報を発表した。ソフト全体の売上金額は、前年同月比130.4%の294億9,200万円、売上本数は同139.1%の1,060万9,000枚と高い実績となった。JVAでは、「『アナと雪の女王』や、嵐の『ARASHI Live Tour 2013 "LOVE"』などビッグタイトルのリリースがあったことによる」と要因を分析している。

BD全体の売上金額がDVDを上回った

　また、2014年7月のBDビデオ全体の売上金額は前年同月比173.8%の162億900万円で、単月実績としては過去最高を記録。ビデオソフト全体の売上金額におけるBDとDVDの割合は55：45となり、BDがDVDを上回った。これまで販売用BDの売上金額がDVDを上回ることはあったが、レンタル用も含めた全体の売上金額でDVDを上回るのは初めて。販売数量は同240%の492万3,000枚だった。なお、「アナと雪の女王」のMovieNEX版(BD+DVD)はBDとしてカウントされている。

　BDビデオの内訳は、販売用の売上額が前年同月比177.4%の158億500万円、数量は同252.6%の467万9,000枚。レンタル店用は売上額が同96.4%の4億円、数量が同124.7%の24万4,000枚。

　DVDビデオ全体の売上額は前年同月比99.9%の132億8,300万円。数量は同102%の568万5,000枚。DVDビデオの内訳を見ると、販売用DVDは前年同月比104.5%の84億5,800万円、数量は同106.6%の318万1,000枚となった。レンタル店用は売上額が同92.5%の47億4,300万円、数量は同96.2%の246万5,000枚。

　2014年7月度の新作BDビデオは販売用が前年同月比96.8%の269タイトル、レンタルは同70.4%の38タイトル。新作DVDは販売用が同101%の526タイトル、レンタルは同69.9%の471タイトルとなっている。