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RME、リファレンスクラス・マスターAD/DAコンバータ「ADI-2 Pro EX」。デザイン刷新、ロック機構付きUSB-Cなど
2026年9月10日 17:30
ジェネレックジャパンは、RMEのリファレンスクラス・マスターAD/DAコンバーター「ADI-2 Pro EX」を、10月2日に発売する。価格はオープン。
RMEが長年培ってきたオールインワン・リファレンスコンバーターの思想を継承し、さらなる進化を遂げたという次世代モデル。
「ADI-2 Pro FS R Black Edition」の設計をベースに、従来の豊富な機能はそのままに筐体デザインを刷新。冷却効率を高めた新シャーシや堅牢なロック機構付きUSB-C接続を採用することで、現代の作業・リスニング環境に対応した利便性とデザイン性を確保。さらに出力パフォーマンスの向上と、より徹底したハードウェア保護機能の強化も実現した。
バランス/アンバランス・アナログ入出力、2基のExtreme Powerヘッドフォン出力、SteadyClock FS、4段階(+24dBu、+19dBu、+13dBu、+4dBu)のハードウェア入出力基準レベル切り替え、DSPベースの信号処理、外部電源駆動、クラス・コンプライアント互換のUSB接続、最大768kHzのサンプリング・レートに対応し、 DSD録音およびダイレクトDSD再生(256/11.2 MHz)に対応する。
2系統のサーボ・バランス型コンボ・アナログ入力(XLR/TRS)、XLRおよびTRS端子による、独立2系統のバランス/アンバランス出力、2系統のExtreme Powerステレオ・ヘッドフォン出力、ADAT互換のオプティカルSPDIF入出力を搭載。同梱のブレイクアウト・ケーブルでコアキシャルSPDIF入出力(RCA)、AES/EBU入出力(XLR)も利用できる。
オーディオ・インターフェイスとしても利用可能で、その場合は、2in/2outのステレオ、もしくは6in/8outのマルチチャンネル・モードを切り替えて使用できる。macOSの場合はドライバーのインストールも不要。Windows環境では、完全なWDMおよびASIO互換性を実現するため、RME MADIfaceシリーズ・ドライバーを使用する。
トリガー・アウトも新搭載。3.5mmモノラル・ジャック・プラグを介して12Vのスイッチング信号を出力でき、トリガー入力を備えた外部機器とつなぐことでADI-2 Pro EXに追従させ電源をオン/オフできるようになるため、パワーアンプなど外部機器の電源を、本体の電源と連動して切り替えるといった用途に使用できる。
ヘッドフォンごとの補正を個別に行なえる5バンド・パラメトリックEQ、クイック・アクセスが可能なベース/トレブル調整、バイノーラル・クロスフィード機能、調整可能なラウドネス・フィルター、切り替え可能なAD/DAフィルター、4段階のハードウェア入出力基準レベル切り替え、自動基準レベル、自動バランス・ヘッドフォン・モードなどの独自機能も多数搭載。
本体正面のディスプレイは、本体設定・操作に加え、警告やガイダンス・メッセージも表示し、快適かつ安全な運用をサポートする。RMEが誇るスペクトル・アナライザーも装備。30バンドのバイクワッド・フィルターによる解析機能により、音楽信号を高精細に可視化するという。
Extreme Powerヘッドフォン出力段も改良され、負荷の高い低インピーダンス・ヘッドフォンを使用した場合でも、プレミアムDACの性能を最大限に引き出せるよう設計したという。
これにより、極めてクリアで詳細なサウンドを実現するとともに、包括的な保護機能と電力管理機能を搭載。Low Power(低出力)モードとHigh Power(高出力)モードにより、幅広い種類のヘッドフォンで最適なパフォーマンスを確保する。
バランス駆動でのヘッドフォン再生には、RME独自のAdvanced Balancedモードを採用。従来のバランス設計をさらに発展させたというモードで、DACからヘッドフォン端子までバランス信号をダイレクトに伝送する。
これにより信号品質の向上、周波数特性の最適化、コンポーネント間の特性ばらつきを低減し、「さらなるオーディオ・パフォーマンスの向上を実現している」とのこと。
独自クロック技術の最新版「SteadyClock FS」を採用。SteadyClockの基本設計とパフォーマンスはそのままに、アナログPLL回路をアップデートすることで、DDSとPLLの両方に低位相雑音水晶発振器を参照させることにより、さらなるセルフ・ジッターの抑制に成功したという。
SteadyClockは常にPLLモードで動作するが、ジッターの仕様は「通常マスター・クォーツ・クロック・モードでしか見られないレベルに達する」としている。
アップデートされた回路をドライブする、低位相雑音水晶発振器も非常に高い周波数安定度を誇り、仕様はピコ秒を超えるフェムト秒 (Femto Second) の領域に到達。これが「SteadyClock FS」の名称の由来にもなっているとのこと。
専用のマルチ・リモート・コントローラー(MRC)には、スタンバイのオン/オフ、音量、L/Rバランス、ベース/トレブルのコントロール、入力選択(光デジタル、同軸、USB)、ミュート、ラウドネスのオン/オフ、ベース/トレブルのオン/オフ、EQ用のボタンを搭載。さらに柔軟性を高めるために52の機能とコマンドにアクセスできる4つのプログラム可能なボタンも備える。
最大消費電力は24W、アイドル時12W。外形寸法は215×160×44mm、重さは1.15kg。

