ニュース
映画「バックルームズ」、監督が撮影裏を明かす特別映像
2026年9月10日 17:00
公開中の映画「バックルームズ」より、ケイン・パーソンズ監督がリアリティへの徹底したこだわりを紐解く特別解説映像が公開された。広大なセットを組み立て、そこで俳優たちが実際に演技をすることにこだわり続けた監督が、自ら撮影の裏側を紹介している。
映像の冒頭「立ち会えただけで感動したよ」と特別な思い入れを語るのは、バックルームズに迷い込んだメアリーが<何か>から逃げ惑うシーン。撮影が行なわれたのは、実際に存在する住宅街の一角。CGでいちから作り上げた架空の街ではなく、実際の“車庫”を使って撮影、そこへ美術部が「ドアや窓やフェンス、郵便受けや芝生を足ししたんだ」と、細部に至るまで手を加えていったという。
その狙いは、リアルな住宅街を再現することだけではなく「観客が見た目や尺度に違和感を覚えるように」すること。誰もが見覚えのある日常的な風景に、微妙なズレや違和感を忍ばせることで、“普通に見えるのに、どこかおかしい”空間を作り上げていく。
監督はこの空間を「郊外のバイオーム」とも表現。さらに、そこに“室内にいる”ような感覚を与えるため、撮影中のセットにも劇中全編を通して使用されているものと同じタイプの照明器具を使い、空間そのものを照らしていたという。
そして映像では、実際に撮影したセットをさらにVFXで拡張していることにも言及。実在する空間をベースに、従来のセット拡張の手法を用いて世界を広げながら、ファンの色味にまでこだわるなど、徹底してディテールを追い込んでいった。
VFXで非現実的な世界を作り出すのではなく、あくまで“実際に存在するような空間”を作り上げるためにVFXを用いる。「VFXの拡張の目的はそこにある」とパーソンズ監督が語るように、その徹底したリアリティへの執念こそが、本作ならではの恐怖を生み出したことを明かしている。
今作は9月4日に日本公開を迎えると、Z世代が劇場に押し寄せ、日本公開のA24作品史上最高のオープニング成績を樹立。さらに、2026年公開のホラー映画でNo.1となる好スタートを切っている。

