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ヤマハ、ネットワーク対応アンプや照明Bluetoothスピーカー「Relit」新機種など

 ドイツ・ベルリンで9月10日(現地時間)まで開催されている「IFA 2014」から、ネットワーク対応アンプやテレビ向けスピーカーなどの新製品を展示していたヤマハのブースをレポートする。

ヤマハのブース

 ネットワーク機能を備えたオーディオの新製品として、DLNAやAirPlay、インターネットラジオなどに対応したステレオアンプ「R-N301」を展示している。192kHz/24bitのFLACやWAV再生にも対応。音楽ストリーミングサービスのSpotify connectもサポートし、スマホとの連携で簡単にSpotifyの音楽を聴ける。光/同軸デジタル入力を備え、テレビとの組み合わせも想定している。アンプ出力は最大115W×2ch。

ネットワーク再生対応のステレオアンプ「R-N301」(下)
R-N301の背面
上位モデルの「R-N500」も

 日本でも6月に発売されたピュアオーディオ「S2100シリーズ」のUSB DAC搭載SACD/CDプレーヤー「CD-S2100」や、プリメインアンプ「A-S2100」も出展。さらに、発売予定の新製品として、サブウーファの「NS-SW1000」も出展している。1,000W出力のデジタルアンプと30cm径ユニットを内蔵し、同社のA-YST II技術なども搭載する。

USB DAC搭載SACD/CDプレーヤー「CD-S2100」
プリメインアンプ「A-S2100」
サブウーファ「NS-SW1000」
NS-SW1000の内部

 デジタル・サウンド・プロジェクタのYSPシリーズ新モデル「YSP-2500」は、16個のビームスピーカーをアルミ製シャーシに搭載したフロントスピーカーと、ワイヤレスサブウーファで構成する7.1chシステム。HDMI入力3系統と出力1系統を備える。Bluetoothも備え、aptXコーデックもサポートする。

デジタル・サウンド・プロジェクタの「YSP-2500」
背面

 テレビを上にのせて利用する薄型の5.1chサラウンドスピーカーシステム「SRT-1000」も出展。8個の2.8cm径ビームスピーカーと4基の10cm径ウーファ、2基の8.5cm径サブウーファを備える。Bluetoothも備え、aptXにも対応。

SRT-1000にテレビをのせたところ
5.1chアンプとビームスピーカー、ウーファ、サブウーファを内蔵
バー型スピーカーとサブウーファで構成する「YAS-203」

 「YAS-203」は、テレビの前などに置けるバー型スピーカーとワイヤレスサブウーファで構成する2.1chスピーカー。アンプ出力はバースピーカーが50W×2chで、サブウーファが100W。Bluetoothも搭載する。バースピーカーの幅は861mm。

 同じくテレビ向けスピーカーでは、円形のホーンのようなデザインの2.1chモデル「NX-B150」も用意。7W×2chと15Wのアンプを内蔵し、サテライトスピーカーをテレビの両脇に置けるほか、壁掛けしたテレビの横にスピーカースタンド部を固定することで壁への設置も可能となっている。Bluetoothも搭載し、スマホなどの音楽も聴ける。サテライトスピーカーの重さは約0.5㎏、サブウーファは3.7kg。オートスタンバイ機能も備える。

2.1chスピーカーの「NX-B150」
背面
テレビと一緒に壁へ設置した例
Relitのコーナー

 照明とBluetoothスピーカーが一体となった「Relit」の新モデルも登場。「LSX-170」は、360度方向に音と光を広がるのが特徴で、棚などに置いて利用することを想定。ステレオミニ入力も備える。

 また、「LSX-70」は、バッテリでも駆動するポータブルモデルで、Bluetoothとステレオミニの両方を備える。外形寸法は94×241mm(直径×高さ)、重量は0.95kg。

360度方向に音と光が広がる「LSX-170」
LSX-170を上から見たところ
バッテリ内蔵の「LSX-70」

 デスクトップオーディオシステム「TSX-B15D」は、円形デザインのアラームクロックに、5cm径フルレンジユニット2基とバスレフポートを備えた製品。Bluetoothを備え、スマホなどの音楽を聴ける。欧州デジタルラジオのDAB/DAB+も聴ける「TSX-B15D」も用意する。

アラームクロック搭載のBluetoothオーディオシステム「TSX-B15D」
スマホ用のコントロールアプリを統合した「AV App Navi」も公開。家にある各機器のスマホからの操作を集約できる

(中林暁)