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OPPO、実売9万円に低価格化した平面磁界駆動ヘッドフォン「PM-2」
(2014/9/11 11:45)
OPPO Digital Japanは、平面磁界駆動型ヘッドフォンの新モデル「PM-2」(OPP-PM2)を9月16日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は9万円前後。
OPPOの平面磁界駆動型ヘッドホンの第2弾。第1弾モデルとして発売中の「PM-1」(実売15万円前後)と同じドライバを採用しながら、低価格化しているのが特徴。「PM-1」はヘッドバンド部とイヤーパッド部に子羊革を使用しているが、「PM-2」は人工皮革になり、ベロアタイプのイヤーパッドが付属しないなど、細部が異なる。
また、PM-1発表後、ユーザーから寄せられた高域域レスポンスについての要望を受け、新型のイヤーパッドを設計。低域、中域の音質を確保しながら高域のレスポンスを向上させたモデルを開発し、PM-2にはそれが標準で付属。「PM-2のパフォーマンスとサウンドはPM-1に非常に近いレベルに達している」という。
相違点 | PM-1 | PM-2 |
イヤーパッドおよびヘッドバンドの素材 | 子羊革 | 人工皮革 |
ヘッドバンドアジャスト機構 および回転機構の仕上げ | 光沢仕上げ | マット仕上げ |
グリル部クローム仕上げ部 | 金属製 | プラスチック製 |
イヤーパッドからイヤーカップボディ部 までのシルバー仕上げ部 | 金属製 | プラスチック製 |
6.35mmケーブル素材 | OCC | OFC |
3.5mmケーブルの有無 | 付属 | 付属 |
デニム地キャリングケースの有無 | 付属 | 付属 |
木製ヘッドホンケースの有無 | 付属 | 付属しない |
ベロア製イヤーパッドの有無 | 付属 | 付属しない |
開放型ヘッドフォンで、平面磁界型駆動方式を採用しているのが特徴。一般的なヘッドフォンは振動板を小さなボイスコイルで駆動しているが、PM-1は平面の振動板にエッチングした渦巻き形状アルミ導体で駆動している。これにより、分割振動に起因する問題を解消している。
磁気回路には高磁束密度のネオジウムマグネットを採用。平面磁界駆動ヘッドフォンとしては高能率な出力音圧102dBを達成している。なお、左右のユニットは特性を揃えた固体のみが出荷される。
ケーブルは着脱式で、ヘッドフォン側の端子は2.5mmのモノラルミニミニジャック。OFC(無酸素銅)導体のステレオミニプラグケーブルと、標準ジャックのケーブル、計2本が付属する。
イヤーパッドのクッション素材は天然ラテックスで、PM-1と同じ。音響インピーダンスを下げるため穴あき加工が施されている。再生周波数特性は10Hz~50kHz。最大入力は2W。インピーダンスは32Ω。ケーブルを除く重量は385g。キャリングケースが付属する。