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OPPO、平面磁界駆動のヘッドフォン「PM-1」を6月発売
ケーブル着脱式で、バランス接続にも対応
(2014/5/9 14:12)
OPPO Digital Japanは、平面磁界駆動型ヘッドフォン「PM-1」(OPP-PM1)を6月に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は15万円前後。なお、5月10~11日に東京・中野で開催される「春のヘッドフォン祭 2014」において、6月発売予定のUSB DAC/ヘッドフォンアンプ「HA-1」とともに先行展示が行なわれる。
「PM-1」は独自の7層構造振動板を採用したアラウンドイヤータイプの開放型ヘッドフォン。平面磁界型駆動方式を採用していることが特徴。一般的なヘッドフォンは振動板を小さなボイスコイルで駆動しているが、PM-1は平面の振動板にエッチングした渦巻き形状アルミ導体で駆動している。これにより、分割振動に起因する問題を解消している。
さらに、有限要素法により最適化された高磁束密度のネオジウムマグネットも採用。平面磁界駆動ヘッドフォンとしては高能率な出力音圧102dBを達成しているという。ユニット外径は85×69mmの楕円状形。
ケーブルは着脱式で、ヘッドフォン側の端子は2.5mmのモノラルミニミニジャック。OCC(単結晶状高純度無酸素銅)導体を使用したステレオ標準プラグケーブルと、OFC(無酸素銅)導体のステレオミニプラグケーブルが付属する。なお、オプションとしてバランス接続用ケーブルの販売も予定しているが、同社では「具合的な発売日や価格は現在のところ未定」としている。
ヘッドバンド部とイヤーパッド部には子羊革を使用。イヤーパッド部には、音響インピーダンスを下げるため穴あき加工を施し、耐久性の高い天然ラテックス製のクッションを採用している。再生周波数特性は10Hz~50kHz。最大入力は2W。インピーダンスは32Ω。ケーブルを除く重量は395g。キャリングケースとベロア地イヤーパッドが付属する。