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コルグの最上位DSDレコーダ「MR-2000S」が128GB SSD搭載に。約13万円

 コルグは、1UラックサイズのDSDレコーダトップモデル「MR-2000S」に、新たに128GBのSSDを搭載。「MR-2000S-BK-SSD」として12月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は13万円前後(税込)。

MR-2000S-BK-SSD

 従来の「MR-2000S」は、160GB HDDを搭載し、5.6MHzまでのDSDレコーディングに対応したモデルとして既にレコーディングスタジオなどに導入されている。「MR-2000S-BK-SSD」はその記録媒体を128GBのSSDに変更したもの。「可動部品がないため、堅牢かつ耐久性と信頼性に優れている」という。5.6MHzのステレオで録音した場合は約23時間、44.1kHz/16bitのPCMでは最大約190時間の録音が可能。ただし、最長連続録音時間は6時間。

 録音トラック数は2トラック(同時再生/同時録音2トラック)。録音フォーマットは、DSDが拡張子dff/dsf/wsdで、2.8/5.6MHzに対応。PCMはWAV形式で最高192KHz/24bitまでの録音ができる。

 USB 2.0対応のUSB B端子も備えており、高速でデータ転送ができるほか、FAT 32のUSB外部ドライブとして使うこともできる。

 マスターに設定された1台から再生、録音といったレコーダの動作を制御できるMR Control Link機能を搭載。複数台のMR-2000SをS/PDIFケーブル接続する事で、クロック同期や転送が可能。これにより、DSDでの7.1chサラウンド録音にも対応可能。

 XLR、RCAの入出力を搭載。標準ヘッドフォン出力なども備えている。160×104ドットの液晶ディスプレイを装備。消費電力は20W。外形寸法は482×220×45mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は2.8kg。

(山崎健太郎)