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ティアック、ハイレゾプレーヤー「HA-P90SD」発売延期。'15年1月末に

 ティアックは24日、DSDなどのハイレゾ楽曲をネイティブ再生できるポータブルオーディオプレーヤー「HA-P90SD」の発売日を2015年1月末に延期すると発表した。11月の製品発表時には12月下旬の発売を予告していた。

HA-P90SD(レッド)

 microSDカードに収めたDSDを含むハイレゾ楽曲を再生できるポータブルオーディオプレーヤー。内蔵メモリは備えておらず、microSDカードに記録した楽曲ファイルを再生する。最大128GBのmicroSDカードを利用できる。

 DSDはネイティブ再生で最高5.6MHzまで対応。リニアPCMやFLACは最高192kHz/24bit、AACやMP3、WMAもサポートしている。なお、FLACの176.4kHzと192kHzの再生は、ファームウェアアップデートにより後日対応する。ディスプレイは2.7型の単色有機ELで、日本語表示に対応。タッチ操作には非対応。無線LANやBluetoothは搭載しない。

 DACチップはTI/バーブラウンのPCM1795。オペアンプもバーブラウンのOPA1602 SoundPLUSを採用する。出力は170mW×2ch(32Ω時)。出力レベルは、HIGH/LOWの2段階のゲイン調整と、4段階のアッテネータの合計8段階で調整でき、様々な能率のヘッドフォンで使用できる。ヘッドフォンの対応インピーダンスは8~600Ω。

 単体のポータブルプレーヤーのほか、USB DACとしても利用できる。ヘッドフォン出力はアンバランスのステレオミニ。連続再生時間は、iOS端末との接続時が約7時間、microSDからのDSDネイティブ再生は約6時間。外形寸法は123×69.6×21.5mm(縦×横×厚さ)、重量は280g。

(臼田勤哉)