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Wadia、幅254mmのUSB DAC兼プリとデジタルパワーアンプ「100 Series」。各36万円

 ノアは、Wadiaの小型コンポ「100 Series」として、USB DACとプリアンプ、ヘッドフォンアンプ機能を搭載した「di122 Digital Audio Decoder」と、クラスDのステレオパワーアンプ「a102 Digital Stereo Power Amplifier」を2月10日に発売した。価格は各36万円。カラーはサテンシルバー。

di122 Digital Audio Decoder

 どちらのモデルも、筐体サイズが254×254×80mm(幅×奥行き×高さ)とコンパクトなのが特徴。重量はdi122が3.2kg、a102が3.9kg。di122はプリアンプ機能を備えているため、a102と組み合わせてコンパクトなシステムが構築できる。

 アルミニウム筐体を採用。デザインは、イタリア人チーフデザイナー、リヴィオ・ククッツァが手掛けている。

a102 Digital Stereo Power Amplifier

USB DAC/プリアンプ/ヘッドフォンアンプ搭載の「di122」

 デジタル入力として、USB、光デジタル×2、同軸デジタル×2を搭載。USB DACや単体DACとして動作する。USB DAC機能ではDSD再生に対応し、DSD128(5.6MHz)までをサポート。PCMもサポートし、384kHz/32bitまでに対応。DXD 352.8kHz、384kHzもサポートする。

 DACはESSのSABRE32「ES9016」を採用。アシンクロナス伝送にも対応する。

 出力はアンバランスのRCA×1と、XLRのバランス出力×1も装備。標準のヘッドフォン出力も1系統備えている。ヘッドフォンアンプは、差動出力のオペアンプ「N5532」を使った独立した回路。

 消費電力は動作時で10W、スタンバイ時で0.5W以下。電源はACアダプタを使っており、電源からのノイズ流入を防ぐとしている。

di122の背面

クラスDのステレオパワーアンプ「a102」

 最大出力80W×2ch(4Ω)、50W×2ch(8Ω)のクラスDアンプ。電力効率が高く発熱量が少ないため、「大きな冷却フィンや騒がしいファンを必要としない“グリーン”エネルギーアンプ」としている。

 入力はRCAアンバランス×1、XLRバランス×1を搭載。スピーカーターミナルは1系統で、バナナプラグやYラグに対応可能。周波数特性は10Hz~50kHz(+0dB,-3dB)。消費電力は35W、スタンバイ時は0.5W以下。無音時に自動的にスタンバイモードへ移行する機能も備えている。

a102の背面

(山崎健太郎)