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RGB LEDバックライト搭載の「BRAVIA 7 II」。業界最小50型は約36万円から

ソニーの液晶テレビ「BRAVIA 7 II」

ソニーは、ブラビアの新製品として、微細なRGB LEDバックライトで広色域を実現した4K液晶テレビ「BRAVIA 7 II」(XR70M2シリーズ)を6月13日より順次発売する。サイズは98型、85型、75型、65型、55型、50型。価格はオープンで、市場想定価格は36.3万円前後から。

液晶テレビ「BRAVIA 7 II」ラインアップ
・98型「K-98XR70M2」 約165万円 8月8日発売
・85型「K-85XR70M2」 約82.5万円 7月18日発売
・75型「K-75XR70M2」 約66万円 同上
・65型「K-65XR70M2」 約46.2万円 6月13日発売
・55型「K-55XR70M2」 約38.5万円 同上
・50型「K-50XR70M2」 約36.3万円 同上

2024年発売の量子ドット×ミニLED搭載モデル「BRAVIA 7」(XR70シリーズ)の後継機。

同時発表の上位モデル「BRAVIA 9 II」と同じく、赤・緑・青色の微細なLEDチップと、それらを高精度に制御する独自のバックライトシステムを組み合わせることで、従来モデルよりも広い色域を実現した。

他社のRGB LEDモデルが65型以上の大型サイズに集中する一方、BRAVIA 7 IIでは業界初の55型、50型も用意している。

BRAVIA 9 IIに関しては、別記事を参照のこと。

BRAVIA 9 II

BRAVIA 9 IIと同じ、バックライト制御技術「RGB Backlight Master Drive Pro」搭載

98型から50型まで、すべて4K/3,840×2,160解像度の倍速液晶パネルを採用している。

バックライトには微細なRGB LEDを搭載。従来の液晶はカラーフィルターのみで色付けしていたが、RGB LEDを採用することで、バックライトでも色の制御を実現。その結果、「描き出せるカラーボリュームがミニLED液晶テレビや有機ELテレビに比べて大幅に向上した」という。

前機種「BRAVIA 7」(左)と、新機種「BRAVIA 7 II」の比較
RGB LEDチップ

BRAVIA 9 IIと同じ、バックライト制御技術「RGB Backlight Master Drive Pro」を搭載。ソニー独自の制御技術とRGB LEDバックライトシステムを掛け合わせることで、高輝度、暗いシーンのグラデーションまで再現する高階調表現、そして色再現領域の拡大を実現した。

明暗差の激しいシーンで発生しやすかった光漏れも低減。従来の白色バックライトの場合、漏れた光は“白色”として現れ、被写体本来の色との差異が生じ、不自然に見えていた。しかし、RGB LEDバックライトの場合、バックライトそのものが被写体と同じ色で発光するため、光漏れが生じた場合でも、漏れる光の色が被写体の色と一致するため、漏れが目立ちにくくなっている。

バックライトのRGB LED化により視野角も改善。

従来の液晶テレビは、バックライトからの白い光を液晶セルの開閉とカラーフィルターの通過によって色として表現する。しかし、光の波長(赤や緑など)によって透過時の光学的な広がり方が異なるため、斜め方向から視聴した際に色変移(色の変化)が発生しやすいという課題があった。

対してRGB LEDは、バックライト側で直接色を生成。これによりカラーフィルターへの依存度が低減されるとともに、各色の光の拡散特性の差分も最小化されるとのこと。その結果、斜めから視聴した際の色変移が抑制され、優れた広視野角を実現できる、としている。

上位BRAVIA 9 IIとの画質面での違いは、「主にピーク輝度とバックライトの制御力、低反射フィルムの有無」。

ニット数や分割数の具体的な数値は非公表だが、「BRAVIA 9 IIのピーク輝度はBRAVIA 7 IIの約2倍。バックライト分割数は、BRAVIA 9 IIはBRAVIA 7 IIの3倍以上」だという。

また、ピーク輝度に関しては「BRAVIA 9 II>BRAVIA 9>BRAVIA 7 II」の順になっているとのことだ。

映画の視聴に最適な3つのプリセット「My Cinema」

サウンドシステムのスピーカー構成も、前機種から変更された。

前機種はフルレンジ×2、ツイーター×2の40W出力だったが、新たにサブウーファーを追加(55・50型除く)。中音域のエックスバランスドスピーカーと追加したサブウーファーの高さを揃えることで、重低音と左右の分離感が向上したサウンドを目指した。

最大出力は、98型が65W/2.2ch、85型・75型・65型が40W/2.2ch、55型・50型が40W/2chとなっている。

なお、BRAVIA 9 IIのビームツイーターは搭載していない。

85型の背面
中音域のエックスバランスドスピーカー、重低音域のサブウーファーを画面上部&横一列に配置した
98型の背面
98型は、画面下部にフルレンジ&サブウーファーを搭載している

新しいUXとしては、メニューに「My Cinema」が追加された。

これは映画の視聴に最適な3つのプリセットがあらかじめ登録されており、画音のメニューをそれぞれセッティングすることなく、環境に合わせて画音質を簡単に切り替えることができるもの。

具体的には、制作者の意図した画質を再現する「ディレクターズカット」、セリフを強調させて聞き取りやすくする「ダイアログ」、明るい環境でも映像がハッキリ視聴できる「デイタイム」を用意。

この3つのプリセットを切り替えるだけで、明るさ・画質設定・音声・ボイスズーム機能などを個別に設定することなく、映画視聴に最適な設定を選択することができる。プリセット内の詳細設定をユーザーで変更することも可能だ。

「ディレクターズカット」、「ダイアログ」、「デイタイム」など、3つのプリセットを用意する

新モデルでは、サウンドバーを用意することなく、BRAVIAに直接オプションスピーカーを接続することができるようになった。

直接接続できるオプションスピーカーは、発売中の「BRAVIA Theatre Sub 7」「Rear 8」に加えて、新たに発売される「Sub 9」「Sub 8」「Rear 9」の計5モデル。

ブラビアにリアスピーカーを足してサラウンド感を強化したり、サブウーファーを足して低音を強化したり、手軽に音をアップグレードできるようにした。リアスピーカーとサブウーファーを同時に接続して、利用することもできる。

サウンドバーを設置したイメージ

「TVer」ボタンがソニーにも搭載。センタースタンド回帰へ

搭載チューナーは、BS4K/110度CS 4K×3、地上/BS/110度CS×3。別売の外付けHDDを接続すれば、2番組の同時録画も可能。放送視聴中の裏番組録画や2番組同時録画が行なえる。

OSは「Google TV」。独自のSONY PICTURES COREほか、NetflixやPrime Video、Hulu、Disney+、TVer、ABEMA、U-NEXT、Apple TV、YouTube、DAZNなどの各種映像配信サービスが楽しめる。

Bluetooth式リモコンには「U-NEXT」「Netflix」「Hulu」「Prime Video」「FOD」「Disney+」「ABEMA」「YouTube」の8つのダイレクトボタンに加え、新たに「TVer」ボタンを追加した。

「TVerは利用率が高いため、“テレビボタン”の下の、日常的に使いやすい位置に新しく搭載した」とのこと。

これに伴い、My BRAVIAボタンの位置変更、ヘルプボタンの削除、レコーダーホームボタンの削除などが行なわれている。

TVerボタンがブラビア初搭載。これにより、TVerは主要7ブランドのテレビリモコンに専用ボタンが設置された

HDMI入力は4系統で、入力3・4がHDMI 2.1をサポート。4K120p入力や可変リフレッシュレートのVRR、自動低遅延モードのALLMに対応する。eARCは入力3のみ可能。PS5連携機能のオートHDRトーンマッピング、コンテンツ連動画質モードにも対応。「4K144Hz」入力には対応しない。

98型を除く、85型~50型がセンタースタンドになった
98型のスタンド

新たにセンタースタンドを採用、多くのテレビ台で設置が容易になった(115型を除く)。さらに光を屈折させる特殊印刷のレンチキュラーをスタンド部の透明パネルに採用。

これにより、背面のケーブルやスタンド自体の存在感を軽減。画面が浮いたような、浮遊感を持たせる佇まいのミラージュスタンドデザインに仕上げた。スタンドの透明パネルは上下に稼働できるため、スタンド部分にサウンドバーを設置した場合でも、サウンドバーの配線を通すことができるようになっている。