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Astell&Kern、超ハイエンドプレーヤー「AK380」発表。384kHz/32bitネイティブ再生
(2015/5/14 09:00)
アユートは、iriver Astell&Kernのハイレゾ対応ポータブルプレーヤーの新たな最上位モデル「AK380」を発表した。モデル名は「AK380 265GB メテオリックチタン」(AK380-265GB-MT)。発売日と価格は未定。AKシリーズの従来の最上位モデルはAK240のステンレスモデル「AK240SS」で、直販384,000円(税込)。AK380はこの上位モデルとなるため、価格も超えると思われる。
新モデルのAK380は、5月16日~17日に東京・中野で開催される「春のヘッドホン祭 2015」に出展するほか、16日の12時30分から6Fチャペルにて発表会も実施する。15階8番のAKブースではAK380だけでなく、AK Jrも展示予定。試聴も可能だが、整理券の配布を予定している。詳細はアユートのページを参照のこと。
プロのニーズに応える最上位モデル
「Astell&KernのコンセプトであるスタジオマスタークオリティーのサウンドをBit-to-Bitで忠実に再現することに加え、プロフェッショナルの使用環境におけるニーズに応える事も目的とし、更なる音質のブラッシュアップと新たなる機能の追加を果たした」という最上位モデル。
256GBのフラッシュメモリを搭載し、最大128GBまでのカードが利用できるmicroSD/SDHC/SDXCカードスロットを搭載しているのはAK240と同じ。
再生能力的な違いとして、AK240はPCMの192kHz/32bitまでをサポートし、32bitのfloat/Integerは、24bitにダウンコンバートしながら再生していた。AK380は、最大384kHz/32bitまでのデータを、全てネイティブで再生できるのが特徴。DSDも5.6MHzのデータまでネイティブ再生できる。
再生対応ファイル形式はWAV、FLAC、WMA、MP3、OGG、APE、AAC、Apple Lossless、AIFF、DFF、DSF。
DACも変更。AK240はシーラス・ロジックの「CS4398」をデュアルで搭載しているが、AK380は旭化成エレクトロニクスの「AKM AK4490」をL/Rチャンネル、デュアルで採用。さらに、VCXO Clock(電圧制御水晶発振器)を搭載し、超低ジッタ0.2Psを実現したという。
音質調整用には、20バンド/0.1dBのパラメトリックイコライザを搭載する。
IEEE 802.11b/g/n(2.4GHz)の無線LAN機能を搭載。ネットワーク音楽再生機能も強化。DLNAに対応し、スマートフォン/タブレット向けに「AK Connect App」を提供予定。このアプリからAK380を据置型のネットワークプレーヤーとして制御し、NASやPCに保存した音楽ファイルを、ネットワーク経由でAK380から再生させる事ができる。
Bluetooth 4.0にも対応。プロファイルはA2DP、AVRCPに対応する。
イヤフォン出力はステレオミニのアンバランスで、光デジタル出力も兼用。さらに、2.5mm 4極のバランス出力端子も備えている。出力レベルはアンバランス:2.1Vrms、バランス:2.3Vrms(負荷無し)、出力インピーダンスはアンバランス:2Ω、バランス:1Ω。SN比は116dB(アンバランス)、117dB(バランス)。
内蔵バッテリは3,400mAhのリチウムポリマー。ディスプレイは4型で、解像度480×800ドット。静電容量式のタッチスクリーンを備えている。外形寸法は112.4×79.8×17.5mm(縦×横×厚さ)、重量は約218g。