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ALO、LR独立の真空管搭載ポータブルDAC/アンプ「Continental Dual Mono」
(2015/7/28 11:00)
ミックスウェーブは、真空管をLR独立で搭載したALO Audio製のポータブルUSB DAC/アンプ「Continental Dual Mono」を、7月29日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は195,000円前後。カラーはブラックとシルバーの2色。
micro USBやアナログ入出力を備えたポータブルDAC/アンプ。アナログ入出力は3.5mmのステレオミニに加え、2.5mm 4極端子も装備。Astell&Kernシリーズの対応プレーヤーとバランス接続できる。
増幅段は真空管を2つ内蔵したデュアルモノ構成。各回路に対して独立したリニア電圧レギュレータを備え、各回路の内部電圧をそれぞれ独立。アンプ回路とDAC回路で内部電圧の歪みを最小限に抑えたという。また、スイッチングノイズを伴わないリニア方式の電圧レギュレータにより、歪みの少ないクリーンな電源を各回路に届ける。
内蔵の真空管はフィリップス製の「6111」で、カスタマイズされたPCBにハンダ付けしたことで、マイクロフォニックノイズ対策とし、ユーザーによる交換も容易な設計としている。後日、交換用の真空管も発売予定。オートバイアス方式(自己バイアス方式)を採用し、真空管のバイアス調整は不要。
LRを独立させたアンプ設計によりクロストークを抑制。真空管だけでなくトランジスタも内蔵し、低インピーダンス化やタイトな低音、正確な音響特性などを追求しつつ、真空管の豊かなミッドレンジを加えたALO audio独自のサウンドステージに仕上げたという。ICアンプはALO audio基準を満たしたパーツとレイアウトのクラスABを採用する。
DACチップはWolfsonの「WM8741A」を搭載し、DSD 2.8MHzや、PCMなどの192kHz/24bitをサポート。筐体は、CNC加工を施したアルミニウムを使用。側面には放熱孔を備える。内部の真空管が見える正面の窓には、ゴリラガラスを使用している。
寿命約1,000サイクルのパナソニック製リチウムイオンバッテリ「18650」を直列で3セル実装。連続使用時間は、アンバランス出力のみ使用した場合約7時間、DACまたはバランス出力使用時が約5.5時間。使用する真空管の種類によって異なる。充電時間は3時間。
ゲイン切り替えスイッチや、デジタル入力時のサンプリングレートが判別できるインジケータも備える。外形寸法は、82×127×25mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約412g。シリコンストラップやACアダプタなどが付属する。
別売で、同製品をAKシリーズ「AK380」、「AK240」、「AK120ll」、「AK100ll」とバランス接続する、2.5mm/4極ケーブル「SXC 24-2.5mm to 2.5mm Balanced」も、7月29日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は13,900円前後。長さは10.8cm。高純度銀メッキ銅の24 AWG導体を4本使用。外装材はLux FEP(フッ素化エチレンプロピレン)。