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ローランド、'90年代の定番音源「Sound Canvas」をソフトウェア化

 ローランドは、1990年代にコンピュータミュージック用のハードウェア音源として人気を集めた「SOUND Canvas」シリーズを、Windows/Mac用にソフトウェア化し、「SOUND Canvas VA」として24日から発売する。価格は15,120円(税込)。

SOUND Canvas VA

 '90年代にローランドからハードウェアの音源モジュール「SOUND Canvas」シリーズが発売。当時のスタンダード音源として支持され、現在でも多くの音楽シーンで使用された。そのSOUND Canvasシリーズをソフトウェア化し、WindowsやMacのDAWソフトウェアのプラグインとして動作可能としたものが「SOUND Canvas VA」。

 1,600音色/63ドラムセットを搭載し、16パートの楽器を同時に鳴らせるGS互換音源。VSTiとAUプラグインフォーマットに対応し、Windowsは、インターネットのAbilityシリーズやSinger Song Witer 9Lite、Steinberg Cubase 7/8シリーズで動作。Mac版は、Cubase 7/8と、Digital Performer 9で動作する。

 音色マップには、「SC-8820」、「SC-88Pro」、「SC-88」、「SC-55」などの各ハードウェアが選択可能で、これらのハードウェアで制作したデータを高い再現性で再生できるという、TONE EDITORによる音色の作成にも対応。リバーブ、コーラス、ディレイ、EQと、64種類のインサーションエフェクトを搭載する。

TONE EDITOR
FX設定画面

(臼田勤哉)