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パナソニックからUltra HD Blu-rayプレーヤー。ハイレゾのDLNA再生も可能

 パナソニックは、米ラスベガスで1月6日(現地時間)より開幕するコンシューマエレクトロニクス展示会「CES 2016」に合わせて、Ultra HD Blu-rayの再生に対応したBDプレーヤー「DMP-UB900」を発表した。2016年度に米国で発売予定。価格は1,000ユーロを切る見込み。

Ultra HD Blu-rayの再生に対応したBDプレーヤー「DMP-UB900」

 4K解像度(3,840×2,160ドット)やHDR、 広色域規格のBT.2020に対応したUltra HD Blu-rayソフトを再生できるプレーヤー。同社はUltra HD Blu-ray再生に対応したBDレコーダ「DMR-UBZ1」を昨年11月に日本で発売しているが、今回発表されたのはプレーヤーとなる。

 「4K High-Precision Chroma Processor」を搭載。パナソニックハリウッド研究所(PHL)で培った技術を活用し、デコードした4K(4:2:0)信号を独自のマルチタップ処理で4K(4:4:4)信号に補間することで、鮮度が高く、自然な質感と立体感にあふれた4K映像を実現できるという。ユーザーがカメラで撮影したMP4の4K動画も再生可能。

 THX認定も取得。音質にもこだわっており、2系統のHDMI出力から、映像と音声を分離して高品質に出力可能。7.1chのアナログ音声出力も備えており、各端子には金メッキ処理を施している。

 DLNAのネットワーク再生機能も装備。クライアント/レンダラーとして動作し、DACは192kHz/32bitまでサポート。5.6MHzまでのDSD再生も可能。再生対応ファイルは、WAV/FLAC/ALAC(Apple Lossless)MP3/AAC/WMA/DSD。真空管アンプのあたたかいサウンドをシミュレートした再生機能も用意。6種類の音質タイプから好みのものを選択する事もできる。

 ハイファイオーディオ機器に使われる高品質パーツも投入。マイカコンデンサや大容量の電解コンデンサを採用しているほか、デジタル回路には、ネットワーク経由で音楽を再生する際に、外部からのノイズを低減するLAN用コモンモードフィルタも装備する。

 ミラー仕上げのフロントパネルを採用。付属リモコンにはバックライトを装備。無線LAN機能も内蔵している。

(山崎健太郎)