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エーディテクノ、4K60p/HDR対応で8出力の薄型HDMI分配器
(2016/3/11 10:00)
エーディテクノは、4K/60p映像や、HDR信号、HDCP 2.2に対応した8出力の薄型HDMI分配器「mabco HUS-0108」を3月下旬より発売する。業務利用を想定した製品で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は69,800円前後。EIA 19インチラックに設置するための専用1Uラックマウントブラケット「HUS-0108R」(オープンプライス/14,800円前後)を別売オプションとして用意する。
4K(3,860×2,160ドット)/60p映像入力や同時出力に対応した、1入力8出力のHDMI分配器。4K放送や、Ultra HD Blu-ray映像の伝送に必要な著作権保護技術「HDCP 2.2」のほか、HDR信号にも対応している。
HDMI入力は1系統、出力は8系統。最大帯域幅は18Gbpsで、4K/60pの4:2:2/36bitや4:4:4/24bit、4K/24p(30p)の4:4:4/36bit伝送をサポート。3D映像や最大7.1chサラウンド音声のほか、xvYCC(x.v.Color)やDeep Colorにも対応する。最大2階層までのカスケード接続が可能で、最大64台までのHDMIシンク機器への映像表示が可能。イベントや家電量販店のテレビ売場での利用を想定したもの。4K/60p伝送時は、ソースからシンクまでのケーブル長が10m以内となる。
出力設定を選べるEDIDオート&エミュレーション機能を搭載。12種類のEDID情報の記録/自動読み込み保持に対応し、任意のポートからの読み込み保持について本体ダイヤルで計15種類から選べる。HDMIケーブルを抜き差ししたり、電源を切った場合でもEDIDの喪失や誤認識によって画面が表示されないトラブルを回避し、安定した信号出力が可能とする。
電源は付属のACアダプタを利用。電源コネクタはネジ式で、大音量で低音が響く展示会やコンサートホールなどでの振動によるコネクタ脱落など、予期しない電源断を防止する。消費電力は最大13W。外形寸法は244×96.5×18.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約580g。